2009/12/11

「ゆとり教育」ここにあり


息子の学校で,ツリープロジェクトの発表会があったので夫婦で行ってきた。子どもたち一人一人が別の木を担当し,それぞれにポスターをつくって展示していた。まるで学会のポスターセッション。同級生たちだけでなく,よく知らない大人(友だちの親)にも説明する。暗記している部分と虎の子に頼る部分があるが,質問されたらそれにも答える。

シュントも,相手にどこまで伝わったかは別にしても,不安げな態度は一切見せずにプレゼンしていた。もはやかなわないかも・・・ なかには,私の発表聞きに来ませんか,って大きな声で呼びかける子も。

いずれにせよ,これが3年生。一方で,算数は一桁の加減乗除をくり返しやらせたりしているし,体育に相当する科目ではほとんどお遊びのようらしいし,日本人のシュントには楽勝。いわゆる「ゆとり教育」を徹底したらこうなるんじゃないかって気がした。ただ,日本はグループ学習が大好きだけど,こっちは3年生で単独発表。クラスの人数が20人程度っていうのもあるけど,ポスター発表だったら人数もあまり関係ないだろう。ああ,でも日本の教室は狭いなあ。

漢字をやらない分の時間があるにしても,こうしたことの積み重ねが,スピーチ力や交渉力につながっているのではと思ったしだい。少しばかり衝撃を受けた。

ついでに,水曜未明からの大雪で学校が休みになった日,こっちで初めて作った雪だるま(子ども二人による作品)の写真。そう,こっちの雪だるまは三段なり。にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

バスケは冬のスポーツ


ハルナは日本でバスケをしていたので,本場でもやろうとしていた。夏には町のキャンプに参加し,大活躍していた。男子に比べて女子はずいぶん見劣りしていると思ったし,同級生でハルナより上手な子を見つけるのが難しかった。

ただ,こちらではバスケは冬のスポーツであり,先月からようやく町のトラベルチーム(町の代表で近隣の市町と戦う)のリーグ戦が始まった(写真はハルナがドリブルしているシーン)。ハルナはスタメンには入れず,ことばの問題もあって,なかなかコーチの指示が伝わらないっぽい。日本でやってきたやり方と違うという面もあるし。

それでも勝ち気なハルナは,自分の通う学校の選抜チームのトライアウトにそれなりに自信を持って臨んだ。学校選抜は,オークミドルスクール7年生,8年生を合わせて一つのチーム。ハルナは7年生だが,8年生には身長が高くて上手な子が多く,けっこう狭き門。一次はパスしたが,最終トライアウトで落選。悔し涙を流した。親ばかなので,私も若干不満な結果だったが,数日後のトラベルチームの試合の時,明らかに通るだろうと思っていた子も落ちたりした(その子も泣いたらしい)ので,それならハルナも落ちて当然,と納得。
トラベルチームの練習は,土曜日だけなので(試合は日曜日),平日,宿題が終わったらできるだけアパートのコートに行って練習するように努めることにした。

ついでに,右の写真は,シュントがインフルエンザで欠場した5kレースの際の,ハルナのラストスパート。 にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/12/01

とうとうセルティックス観戦

アイスホッケーをみたあと,ダウンタウンに予約していた宿にチェックイン。5時からダウンタウンにあるMacy'sというデパートでクリスマスイルミネーションの点灯セレモニーがあるらしいことを仕入れていたので,5時10分前くらいから,Macy's前で点灯を待つことにした。小雨が降る中,どうも有名らしい歌手などがクリスマスソングや(たぶん)持ち歌を歌ったり,レッドソックスのユーキリスが登場したり(写真)と会場はすごい盛り上がりよう。そうはいっても,ものすごい人の数という感じではなく,たぶん300人くらいだったんじゃないだろうか。こっちとしては,寒いし,早くTDガーデンに戻りたいし,とっと点灯してくれよ,って感じだったが,30分以上じらされることに。


ようやく40分くらいたって,ようやくカウントダウン! 点灯! やっとだ,と思った直後,ものすごい紙吹雪が・・・ これには子どもたちも大喜び。

まあ,待った甲斐があったね,といいながら,地下鉄に乗ってTDガーデンへ。


アイスホッケーの席よりちょっとだけいい席だけど,二階席である点は同じ。会場の盛り上げ具合はアイスホッケーと同じ。ただ,バスケの方が,切れ目が多いのもあってか,盛り上がるタイミングは多かったような気もする。試合もセルティックスが終始押し気味で,トロント・ラプターズに116-103で勝利。

途中でチアリーディングが入ってくるのもアイスホッケーでは見られないこと。

そうそう,野球のときもサッカーのときもだけど,試合前には必ずアメリカ国歌を歌手(とは限らないだろうけど)がナマ歌。それにあわせて選手や観客も歌う。敬虔といえば敬虔だけど,もう,最後のさびの部分なんか,盛り上げるために,歌手もアレンジをバンバンするし,歌い終わる前に選手たちは動き出したりするし,敬虔になりすぎない(!)のがアメリカンスピリットか,なんて思ったりした。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

スポーツ観戦で贅沢な一日

先週の金曜日,サンクスギビングの翌日,TDガーデンに行ってきました。12時からアイスホッケーのブルインズの試合。相手は,ニュージャージー・デビルズ。なかなか点の入らない緊迫した試合。第二ピリオドに先制され,1-0で第三ピリオドに。この間にと,ヨリコが子どもたちをトイレに誘うが,シュントは行かないということに。ところが,第三ピリオド開始の時間が迫ってきてから,「トイレ」とか言い出した。仕方なく私が連れて行くことに。近くの男子トイレが行列だったので,ちょっと離れたところまでいった。それでも混んでいて,ちょっと待ってから席へ急いでいたとき。なんと,大歓声が・・・



そう,ブルインズが得点したのだった。おい,よりによってこのタイミングで得点しなくても,と同時に,シュントに八つ当たり! 結局,延長でも決着がつかず,1-1でシュートアウトに。シュートアウトでは一本だけブルインズのゴールをみることができたが,残念ながら負けてしまった。でも,それよりも,貴重なゴールシーンがみられなかったぁ!! ぶつぶつ文句を言いながら「いったいこれにいくらかかってると思ってんだよ!!」とシュントに心の叫び。なんかとっても損した気分だった。

それにしても,会場の演出はうまいしおもしろい。会場中央にあるモニターで「NOISE」とか表示され,観客に大声を出させたり,試合が止まっている間にナチョス(食べ物)が客席に投げ入れられたり。

アイスホッケー使用時には17565人収容できるそうだが,ほぼ満席だったと思う。これがバスケだと18624人収容となる。そう,アイスホッケーの会場とバスケの会場は同じなのだ。そして,この日の7時半からは,バスケのセルティックスの試合を観戦したのだった。詳細は後ほど。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/11/26

サンクスギビングって元日といっしょ?

今日はサンクスギビングデー。昨日から子どもたちは5連休。いち早くインフルエンザになったシュント以外の3人が体調を崩していて,特にハルナは熱も出ている。

ところで,この連休は,親戚中で集まってビッグディナー(!)を食べるということ,幹線道路が大渋滞(いわゆる帰省ラッシュみたいな感じ?)になるということは聞いていた。でも,私たち家族にとってはあまり関係ないこと・・・と思っていた。
ところが,ちょっと買い物と思って,シュントと出かけたら,ありとあらゆる店が閉まっているではないか! ふだんは24時間営業しているスーパーも,DIYの店も,はてはマックやファミレスまで。開いていたのは,ダンキンドーナッツとCVS,Walgreensといったドラッグストアくらいか。ああ,あと一部レストラン。

親戚が集まることとあわせると,元日が一番近いかって思ったしだい。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/11/14

インフルエンザとアメリカの病院

 先週の金曜日,学校から帰ってきたシュントが寒いとか言って少しおかしい。熱を測ったら38度を少し超すくらい。39度までいってなかったのもあり,一晩様子を見ることに。翌日,ハルナだけを連れて日本語学校へ。その間,熱が40度までいってしまい,日本語学校から戻るなり,ヨリコがかかりつけ医に電話。すぐに返事が来るはずなのに来ない。しかも,それが二度。しょうがないので,たまたま聞いていたウォークインという形式のアポなしの病院に行ってみることにした。

待合室で待っている間にかかりつけ医の病院から依子宛に電話が。そしたら,明日日曜ならアポが取れるとか,ずいぶんのんきなことを言っているらしい。すぐに来いということなら,そっちに行こうと思ってもいたが,それならもうこのまま待とうと言うことに。

待つこと2時間近く,時計は7時を回っていた。口で測る体温計になれていないせいか,熱があまりないみたい・・・ ま,とにかく,インフルエンザの検査をした。これが目的みたいなものだし。と,ところが,検査結果が出るのが翌日だという!!

日本だと,発症して48時間以内にタミフルを飲まないと意味がないということになっていたはずなので,これにはちょっとびっくり。仕方なく,医者のアドバイスにより解熱剤を購入して,その日はそれを飲ませて寝ることに。

翌朝,ぐっしょり汗をかいたシュントは,37度前半にまで回復。残念ながら,その日のロードレースにはハルナだけが参加。シュントは,熱が下がったから走りたいといってたけど,当然無理・・・

ロードレースのスタート直前くらいに,検査結果の電話があり,陽性だったとのこと。薬を処方するから希望の薬局に処方箋を送っておくとも。まあ合理的。

で,薬局で渡されたのがタミフル。

熱が下がっていても飲むべきなのか? こちら(すくなくともShrewsbury)では,24時間以上解熱剤を使わないで38度未満であることが,インフルエンザ(に似た症状)の子どもが学校に戻れる一つの基準なので,一応ドクターに聞いてみようと思い,例のウォークインの病院に行ってみた。しばらく待つと,診察したのとは別のドクターがやってきた。解熱剤を飲まずにすでに24時間たっていて,36度台(実際にはこれを華氏に変換して言った)なんだけど,タミフルを飲む必要があるのか,と聞いたら,このまま下がっていれば,火曜日からは学校に行ってもいいけど,タミフルは5日分最後まで飲ませるべきだという。

何となく合点がいかなかったので,その後,セカンドオピニオンとして薬剤師にも聞いてみた。そしたら,タミフル5日分飲むだけでなく,その間学校に行けないとまで言われた。

もちろん,熱が下がったからと言って,体内にウィルスが残っていることは確かだろうし,タミフルの効果はそういう意味ではあるのかもしれない。でも,熱が下がった段階では体力も回復してきているんだから,自然治癒と限りなく区別がつかないんじゃないだろうか。

結局,ドクターの指示に従い,月曜日は学校を休んだが,タミフルは,一度こぼしちゃったのもあって(苦笑),5日分飲みきらなかった。そうそう,9歳の子どもに処方するタミフルは液体なのでした。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/11/11

修理中のレンタカー費用

うちの財務を担当しているので,時々,いくつかのカード会社のサイトの中の利用実績などをのぞいているのだが,最近,そのうちの一つでEnterpriseというレンタカー会社から10月14日に454.38ドル引き落とされていることに気づいた。ああ,きっと前日になってキャンセルした分のキャンセル料がかかっちゃったのか,と思ったのだが,金額がいまいちすっきりしなかったので(つまり,100%とか80%とかそういうのではなかったので),念のため,メールを書いて問い合わせてみた。

そしたらなんと,例の事故の修理の間に借りていたレンタカー費用だということが判明。それだったら話が違う! こちらに非のない事故だし,その間のレンタカー費用についてはいろいろあったけど,結局私の負担はないということになっていたはずだった。でも,その「いろいろ」が問題だったのだ。

「いろいろ」とはこういうことだ。まず,この4月からの生活のために保険に加入したのだが,年度末のバタバタというのもあって,結局,いろんなところで推薦されているAIUの海外旅行保険を選んだ。AIUは自動車保険もやっているのだが,マサチューセッツの場合,AIUの勢力が弱いのか,自動車保険はCommerceという保険会社を推薦される。で,その自動車保険のオプションの中に,修理中のレンタカー費用は,AAAという米国版JAFに入っていれば,自動的に加入される,と「日本語で」書かれていたので,そのオプションをつけていなかった。

ところが,いざ,AAAに確認すると,そんな特典はないことがわかり,こちらのAIUの担当(AIGISと呼ばれている)も大あわて。私も最初は,事故のショックとその後の英語でのやりとりの面倒くささに気を取られていたのだが,これはおかしいということで,AIGISの担当者にいろいろ強めの疑問と要望を伝えた。この段階では,まだ,どちらが修理費用をどのくらい持つとかの査定結果が出ていなかったので,AIGISも担当者の上司まで出てくることになり,Commerceあるいは,その代理店のBoyltonと交渉をしてくれ,私の負担になることになっても保険会社で負担するということで落着した。

この間,相手方の保険会社やら,相手が事故の時レンタカー使用中だったこともあって,レンタカー会社やら,こっちの保険会社や修理工場やらと,電話やメールでさんざんやりとりした。イエデンを持ってないので,ケータイでやりとりするのだが,ケータイだとフリーダイヤルが無料にならないので,相当電話代がかかった。保険会社とか,あちこちの部署に回されることも少なくなく,時間的コストもかなりのもの。

こういう経緯があったので,「このレンタカー費用は何かの間違いではないか」って相手方の保険会社の担当者にメールを書いたら,「15日までしか払えないし,なぜ4週間もかかったのかをあなた側の保険会社に尋ねたけど,ちゃんとした答えがなかった」とのこと。それにしても,請求書もなしに引き落とすって・・・

それより問題なのは,私が加入している保険会社。私が指摘しなかったら,知らなかったふりをするつもりだったのか???? どうも,必要部品の納入に予定外の時間がかかったとかで,修理工場と保険会社で私の負担分を折半しようかということになりつつあるらしいが・・・ 修理工場がのんびりしていたことは確かで,ある時点で,いつ頃になりそうか,と問い合わせたときに,担当者が休みだから,みたいなのんきなことを言ってたっけ。

本当に油断も隙もありゃしない。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/11/06

シュントのサッカーシーズン終了

10月31日にシーズン最後の試合があった。あまり強くないチームが相手だったので,7対1の大勝。なんとシュントがそのうちの2点を決めた。一つはセンタリングにうまく飛び込んだシュートだった。ジャグリングも最高で51回までできるようになったし,それなりに上達したかも。11月中にトーナメント戦やインドアサッカーの可能性もあったのだが,人数が集まらなかったようで,できないことになった。つぎは早くても年明けのインドア。12月からバスケをすることにしておいてよかった。

それはそうと,サッカーの試合で驚いたのは,相手チームが弱くて,途中で6点差をつけたら,ゴールはそれ以上決めないようにするという紳士協定があるということ。どうやって点を取らないようにするかについての例まで,各チームのコーチには伝わっている。親には分からないようにやるとかまで伝えられている。今回,伝わっちゃったけど。とにかく,スポーツマンシップということらしい。

ただ,3年生や4年生だと,点を取らずにパスを回したり,わざとシュートを外すという課題は難しい。たんにだらけちゃうだけになってしまう。日本だったら(八王子は少なくとも),完膚無きままにたたきつぶすみたいな感じだったので,ずいぶん衝撃を受けた。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/11/03

5km走った

子どもたちがこっちに来て少しでも慣れるようにと思って,Shrewsburyでのロードレースに初めて参加させたのが5月3日。スポーツは好きだし,ロードレースは日本でも3月に走ってるし,ことばが通じなくても,友だちとスポーツでつながれるといいなあ,と思っていた。残念ながら,5月と,その後の7月のロードレースでは,クラスメートにも会えず,目論見はそんなにうまくいかなかった。

ところで,5月は,最初だというのもあって,5kmではなく,fun runという1マイルの方に参加したのだが,子どもたちにとっては楽勝だったのと,商品が5kmの方が断然よかったのもあって,7月は,5kに参加した。7月は各部門の1位しか商品がなかったので,2位だった二人は結局何もなし。

で,来週の8日,久しぶりにロードレース。これまでのレースでは車での下見くらいしかしてなかったので,今回は一回走ってみたらいいということで,父親伴走で走ることになった。3月の段階で,ハルナにはぜんぜんかなわず,シュントにも追い越されそうな感じだったが,こっちに来てからは運動不足を自覚していたので(何せ車での移動ばっかりだし),とにかくゆっくり,お父さんを抜かさないこと,と約束してスタート。

アップダウンの激しいなかなかいいコースなのだが,自分で走るとなるとそりゃもうたいへん(苦笑)。最後の上り坂は,子どもたちが,「先に行っていい?」と聞いてきて,「いいよ」と答えざるを得ないほど,体全体が重たかった。そういえば,これまで5km走ったことはなかったかもしれない。走った後は,そりゃ気持ちいい。水をがぶ飲み。心地よい筋肉痛。

これらのロードレースは,それぞれ主催が違っていて,最初のは教育委員会,今回のは退役軍人たちの組織っぽい。どれも参加費を25ドルくらい取って,一部が寄附になる仕組みというのは共通。2500円の参加費っていうと高いし,きっと日本だったら参加させないだろうけど・・・
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

ハロウィンのケーキ

実は,ヨリコがハロウィンのときに,ハロウィン用のケーキを買ってみんなで食べようとしていたのだが,ハロウィン当日に買い忘れ,翌日にスーパーとかを探してもなかった。昨日,以前から行ってみようと言っていた隣町のスーパーに行ってみたら,なんと売れ残っており,記念に購入。なんと3.99ドル。オレンジのカボチャの顔のものと迷って,こっちにした。こっちのは,食べ物の色じゃない,というのが大きな理由。


消化されるとこの色はちょっと濃い緑に変わることが判明(笑)。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/11/02

ハロウィン!

一昨日10/31は,アメリカ名物のハロウィン。ヨリコはずいぶん前からいろいろ予習をしていて,大きなカボチャ(本物だけど食用ではない),カボチャの電飾,Happy Halloween!とかかれた玄関に飾るプレート,それから,かかしの人形などを買って,二,三週間,家のベランダなどにセッティングしていた(写真は玄関前)。

家に来るか来ないかもわからないまま,とりあえず,ジャンキーなキャンディやチョコなども数日前に購入。

ハルナとシュントは日本語学校で一緒の近所の子たちに誘われ,そっちの家の周りを回ることになっていた。ハルナは魔女に,シュントは海賊に変身。友だちの家に行く前に,アパートの管理室でもtrick or treatができるとのことなので,そこで,同じアパートに住む日本人家族とともに予行練習。5時前後には,スパイダーマンやらバットマンやら,いろんな出で立ちの子どもたちが,うろうろし始めていた。5時半くらいには,アパートの近隣の家2,3件でも実践! たっぷり,お菓子をもらっていた。なかには迎える家の大人たちもすごいかっこうしている人もいる。中には電飾つけた人までいるらしい。ここまでは,ヨリコと私も尾行。一応,子どもたちだけで歩かないように,という指導は学校から入っていたし。


6時前,ハルナとシュントがヨリコの運転で出かけていき,私は家で留守番。ほどなく,3人組の子どもがやってきて,"trick or treat!"。大きなボールに入ったお菓子をガサッと一つかみしていった。と思いきや,もう一つかみ容赦なく来たので,もうおしまいって言っちゃった。立て続けに,7人,2人とやってきたが,その後はほとんど来ず。ヨリコが車で戻ってきてから,たぶん一度来た子たちの一部がもう一度やってきたくらい。アパートの三階はやっぱり来づらいんだろう。

ヨリコが,近所を見てきた方がいいというので,近所を一周してきたが,家によってはそうとう気合いが入っていて,スピーカーを使ってお化け屋敷風の音楽を流している家もあれば,大パーティーをして大騒ぎの家もあった。

少なくともこのあたりでは,家の電気をつけていることが,trick or treatに協力するという目印。なかにはこういう習慣をいやがる人もいるらしいが,個人的には,かなり気に入った。治安が良くないと難しいだろうけど。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/10/28

インフルエンザから身を守る方法

 昨晩のPTOのテーマの一つだったインフルエンザ。こちらでは,体温100.4度(もちろん華氏:摂氏だと38度),かつ,咳かのどの痛みの症状があることによって,学校には行けなくなる。
 ところで,日本では,インフルエンザに限らず,日常の予防策としてあげられるのは,手洗い,うがい,マスク,の三本柱ではないかと思うが,こちらでは,うがいやマスクはまず見聞きしない。
 たとえば,先日,シュントが帰宅直後にうがいをしに洗面所に行ったのだが,一緒にいたシュントの友だちは,うがいの音を聞いてゲラゲラ笑いだした。この夏の豚インフル騒ぎのときに,修学旅行だったかの生徒たちにマスクをさせなかった日本の教員が言い訳をしていたが,実際,それはその通りで,マスクはきわめて非日常なのだ。
 その代わり,よく言われるのが,咳やくしゃみは手のひらで押さえるのではなく,肘の内側で押さえるっていうもの(笑)。ついでに,目,鼻,口を手で触らないように,みたいのもある。つまり,こちらでは「手」が感染を媒介という確信があるのだ。手洗いの際には石けん,とか,殺菌剤を使うとか,かなり神経質。食事前に手を洗おうとはあまり言わないのに(笑)。
 個人的には,特に寒い日,雨が降ったら傘を差した方が予防になるように思うんだけど,かなりの降りでも傘を差さない人が多いんだなあ。薄着はタフネスの証だとしても,傘を差さないことはいったいどういう意味があるんだろう・・・

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

PTAじゃなくてPTO,それから恵まれた学校環境について

昨日は,シュントの学校の今年度最初のPTOのgeneral meeting。一般保護者も参加できるこの会議は,だいたい月一。なお,PTAは全国組織に加盟している学校だけが名乗っていて,それ以外は,PTOと呼ぶらしい。

ハルナの学校ではすでに二回会議が開かれていて,その参加者数の少なさにびっくりした(役員と校長以外2,3人程度)のだが,今回,約20名参加で,かつ父親が8名もいたのには逆に驚いた。

そして,どちらも会費を取らず,予算は基本的に寄付金から成り立っている。こっちではしょっちゅうファンドレージング(fundraising)といって,何かを購入したり,食事会見たいのに参加したりするとその一部が学校に寄附される,みたいなのがなされている。で,その額が膨大なのだ。2つのミドルスクールはPTOは一体化しているのだが,その年間予算は7万ドルを超える。ミドルスクールは2つとは言っても,学年で分けているだけで実質的に町に一つしかないので,8年生までの4学年で1800人程度在籍しているはずだが,それにしたって,ざっと700万円ってすごいでしょ。これらは教材費や遠足(field trip)代の補助,キャンパスの整備などの他,各教員に50ドルとか配分されていたりする。アメリカは学校の格差が大きいので,これはけっこう恵まれた学校の例のはずであるが,インフラがしっかりしている上にこれだけお金が動けば,教員も助かるだろう。ちなみに,こちらの教員は,少なくとも見かけ上はとっても明るいし,何でもいってくれっていう態度を取るし,自信にあふれているように見える。それからこちらの教員は,個室を持っている。職員室はないのだが,あれは,教員間のコミュニケーションにとっていいという考えもあるけど,余分な仕事を作ってしまう元になっているようにも思う。これってたぶん民間会社の職場空間も同じはず。欧米の人が日本の会社に来て個室がないのに驚くって聞いたことあるし。

私たちのような外国人にしてみれば,教員にゆとりがあって,メールを書けばすぐ返事が返って来るという環境はありがたい。ちなみに,各クラスの人数は20名ちょっと。それにTTが付くこともあれば,外国人のための英語のクラスが一日に1,2回用意されたりもしているのだ。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/10/27

やっとマサチューセッツの自動車免許を取った

先月に筆記のテストをパスし,電話で路上テストの予約をしたら,一ヶ月後の今日まであいてなかった。筆記は日本語も選べ,四択の問題を25問中18問正解することが必要。明らかに変な日本語もあって,ちゃんとチェックしてもらってないのはなんで?などと思いながら,時間がたっぷり余るので,もとの英語も読みながら確認。実際に何点取れたかわからないけど,無事にパスしていた。

で,いよいよ今日,路上テスト。ここ二,三日えらく緊張していた(苦笑)。書類がそろっているかとかも何度も確認したり,必要じゃないかもしれない書類まで用意していった。何より,Worcesterの路上テストのコースの情報が見つからなかったのが不安を増長。Watertownならいっぱいあるのに。本当は,Watertownで受けたかったけど,予約する電話は録音された音声だし,住んでいるところから遠いと予約も難しいみたいだし,まあ,Worcesterでいいや,って思っていた。

前日夜に,スポンサーをしてくれるはずの院生からのメールが来ずに焦ったり,今日も待ち合わせの時間を過ぎても来ないのにソワソワしたり。ああ,スポンサーってのは,テストの際に同乗してもらう,米国での免許証を取得して一年以上立っている人のこと。もともとは,国際免許保持者には不要だったらしいのだが,何年か前に規則が変わったらしい。スポンサーしてくれた院生も,変わったルールだって言っていた。自分はマサチューセッツ出身じゃないけど,聞いたことなかったって。

日本の免許を取って優に二十年を超しているが,手信号をするとか,今までたくさんの人が落ちてるって,日本人だけでなく日本人以外からも聞いていたのもあって,本番はチョーキンチョー!

11時からの予約だったが,行ってみると,11時から12時の間に3人の予約があることがわかり,スポンサーの彼と時間前から待っていた。11時を過ぎてから,試験官らしき人が現れ,必要書類の確認をした。国際免許と日本の免許があると効果を発揮するとかどっかのサイトに書いてあったけど,全く相手にされず。

試験官はその後,自分の車に行ってハザードをフラッシュさせておくように指示して,別の人のテストに向かった。車で待つこと15分から20分。とうとうやってきて無表情のまま,ハザードを消して,左右の方向指示器を出すこと,およびフットブレーキを踏むことを求め,助手席に入ってきた。あ,その前後に手信号も求められた。RMVという免許関連の事務所の駐車場を出て,信号を左折,その後は,rightとかleftという指示に従いながら,袋小路に入った。そこでは,pull over(要するに脇にとめろってこと),上り坂だったらどうするかを聞かれ(サイドブレーキ,ギアをパーキング,ハンドルを左に切る,が正解),その後バック(後方確認をきちんとすること),three point turn(狭い路地でのUターン)。あとはいくつかの角を曲がって,RMVに戻った。

ま,てなわけで,RMVの駐車場でPASSと書いてもらい,無事合格。

ある程度こちらの生活に慣れてからの大きな山だった,ファミリードクターと自動車免許の件がこれで落着なり。あさってはヨリコの路上テスト。今日の午後テストのコースを予習したから大丈夫だと思うけど。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/10/24

Shrewsburyの学校

 これについては,こちらに来る前にそれなりに調べて,住む場所を決めたのだが,最近になって,新たな発見もあった。Shrewsburyの高校の設備がすごい話は6/25のブログに書いたとおりだが,先日,家族でディナーに呼んでくれたブラジル人家族のところのお子さんは,通っている小学校にESLがなく(外国人が少ないせいみたい),一日の2,3時間をパソコン室で過ごしているというようなことが起こっているらしい。うちの子たちは一日の2時間はESLだから,ずいぶん恵まれている。

それから,今日,日本語学校で聞いた話なのだが,Shrewsburyの小学校でも,シュントの通っているFloralとは違って,机は日本みたいにみんなが先生に向かっているスタイル,調べて発表するよりも試験勉強みたいに問題を解くことを優先,みたいな小学校があるらしい。同じ町でもこんなに違うんだ,って感じたしだい。

にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

レンタカーなのに・・・

そういえば,ナイアガラ行きのために借りたレンタカー。ボストンに遊びに行った義理の両親を迎えに地下鉄の駅に迎えに行ったとき,フロントパネルの表示が突然変わり,Change engine oil soonみたいなのが表示された。レンタカーでこれかよ,と思いながら,渋々レンタカー会社に電話。例によって電子音声によって該当番号をいくつも押していく形式。そこにつながるまでに時間がかかる。つながったはいいが,今回の症状にぴったりのものはなく,テキトーにやったら,担当部署に転送するとのこと。再び待たされた挙げ句,話し始めたら,うまく伝わらないうちに電話が切れてしまった。もう一度チャレンジして同じことを繰り返し,担当者と話したら,なんと,ほっとけって。返してもらった後に交換するって。30分も時間かけてようやく話ができたと思ったらこれだもの。これからナイアガラに行くけど,って言っても,たぶん大丈夫だって。しょうがないからそのままにしたんだけど,今度は,ナイアガラに向かう道中,さらに表示が変わった。なんて表示か忘れたけど,soonという単語がなくなっていたことは確か。モーテルに着いて翌朝,一応マニュアル見て,オイルの量を確認してみたら,まあたぶん何とかなるんじゃないかと判断し,表示を気にしないことにした。とは言っても,エンジンをかけるたびに,走行距離の表示のところに「オイル交換をしなさい」ってメッセージが出てくるから,いい感じはしなかった。
にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/10/21

ナイアガラの滝

10月9日から12日の学校の連休を利用して,ナイアガラの滝まで車で行ってきた。でも,10日にはシュントのサッカーの試合があったので試合会場からそのまま直行するという日程を組んだ。初ゴールの話は先のブログに書いたとおり。2時くらいに試合会場を出て,その日は,BataviaというNY州の北,ナイアガラまで100キロもないところのモーテルに宿泊。宿に着いたのは,10時過ぎだったろうか。途中Rochesterに寄って夕食。中華のバイキングだったのだが,なんとここでもアルコールを扱っておらず,いかにもビールに合いそうなものをビール抜きで食べることに(苦笑)。
 ただ,シュントの誕生日だということを店の人に言ったら,ハッピーバースデーの音楽も店内にかかり,ちっちゃなケーキも用意してくれた。
翌朝9時前には宿を出て,国境越え。今年二度目。私たちが観光ビザではなかったのもあり,みんなで一度車を降りることに。
ああ,車は,うちの車では5人しか乗れないので,12人乗りの大型バンを借りた。当初は,義理の両親だけの予定だったので,7人乗りのミニバンでいいと思ったし,あとから義理の妹と甥っ子が来ることになったときも,総勢8人,そのうち子どもが3人なら,ミニバンで大丈夫だろうと高をくくっていた。つまり,ミニバンを直前まで予約していたのだ。
ところが,義理の両親が到着する前々日だったか,急に不安になってあれこれ調べてみたら,どうも,7人乗りのミニバンのセカンドシートが独立した二つのシートの可能性が高いことが判明。レンタカー会社にメールを書いたら,やっぱりそうで,8人は乗れないとのこと。ついでに,カナダに行くことも書いたら,なんと,そのミニバンでは国境を越えられないということも判明(たぶん保険とかそういう問題だと思う)。
そんなこんなで,借りる前日になって,急遽,別のレンタカー会社に電話してとりあえず国境を越えられるミニバンを確保。借りる当日,空港そばの事務所に行って,こちらの事情を話すと,12人乗りのバンはどうかと言う。値段は倍! だけど,ミニバンはやはりセカンドシートが独立した二つのシートだったので,サードシートに4人乗らなければならない。迷った末,8日間で1600ドルのバンを借りることにした。何で倍になるかというと,このバンは,商業用のナンバープレートなので,私が個人で所有している車にかけている保険が適用されないというのが大きかった。こっちは,レンタカー費用そのものはけっこう安いんだけど,保険料がかなり高いのだ。たぶん三分の一以上が保険料。

谷本歩実がボストン日本語学校に来ました


何が忙しいのかわからないけど,なんだか忙しい。谷本さんが日本語学校に来たのは,9月26日のこと。 私は,アテネの時も北京の時も試合をテレビで見ていたから,ものすごく楽しみにしていたし,会場は立ち見であふれることを疑っていなかった。

でも,話を聞いてみると,アメリカでは柔道は超マイナースポーツのため,オリンピックでの試合がテレビで見られるということはないということ。そりゃそうだ。日本で柔道だから日本選手が出場する全試合をテレビで見ることができるだけだ。

 だから,谷本っていってもよく知らない人も多いし,柔道の試合をテレビで見たことすらない「日本人」もけっこういるようだ。で,主催のPTA執行部が心配していたのが,来場者数。つまり,あまりに人が少なかったらどうしよう,というものだった。

ふたを開けてみれば,執行部の心配をよそに,100人くらいの人が集まり,盛況だった。谷本さんも私の事前の予想を裏切らず,とっても感じのいい女性だった。

子どもたちに伝えるということを意識したトークで,ハルナを先頭に,子どもたちの質問も後を絶たず,楽しい催しとなった。勢いで,ボーイフレンドがいることまで暴露してくれた。


2009/10/18

10月に雪とは

10月16日は,ハルナの誕生日。その日の朝,なんと,雪が降っていた。アパートの屋根に積もっているではないか・・・ 雪が大好きなハルナは,誕生日に雪が降った!と大喜びで登校していった。こちらの人の話だと,普通は12月に降り始めるので,かなりはやめの初雪らしいが,まったくないわけでもないらしい。紅葉に雪というのもなかなかオツなものとか言ってる間に今日も雪。午後に雨から雪に変わった。一昨日のに比べて気温が高かったようでボタン雪。でも,買い物に行った帰りの道ではかなりさらさらの雪が大量に降っていて,運転しにくかった。車が進まず周囲の風景が後ろに進んでいるような錯視が起こって,気持ち悪くなるほど。

今月末のハロウィンを間近に控え,あちこちの家でデコレーションが見られるようになった。ヨリコも負けじと木の陰で目立たない三階のベランダにあれこれセッティングして,すっかりアメリカン。
写真は,屋根にうっすら積もった雪と,デコレーションの一部。

2009/10/16

アメリカでの初ゴール

シュントのサッカーの話。先月から毎週土曜の午後は,他の市や町とのリーグ戦。Shrewsburyは今のところ調子よく,4勝1分けの首位。先週土曜日は,義理の両親と義理の妹と甥っ子が来ていて,みんなで試合観戦。後半に2点を取った後の3点目をシュントが決めた。キーパーがはじいたこぼれ球を左足で。そもそも,中盤でシュントが的から奪ったボールをつないで決めたものなので,とってもいい感じの得点だった。その後,2点取られたので,この3点目は効いた。しかもその日はシュントの誕生日。バースデーゴール。ずいぶん運のいい奴だ。プチケーキみたいなのをチームメートたちに配って,その足で,レンタカーでナイアガラの滝へと向かったのであった。
ハルナもバスケでTravel teamに入ることができ,12月からのシーズンに向けて明日から本格的な練習が始まるらしい。どうやら日曜の朝にも練習が入りそうで,これからしばらく,わが家はゆっくり朝寝ができなくなりそうだ・・・

2009/10/01

この間いろいろありました(SSN,自動車,医者)

旅行記をアップしないとと思いつつ,写真の扱いがうまくできないという理由で,放っておいていたけど,その間もいろんなことがあった。

まず,ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(SSN)が取得できたこと。これは,こちらに来てすぐに,職場の担当者がSSNは取れないと言っていたので,SSNを聞かれるたびに,持ってないと答えていたし,持つことができないからと言い訳していた。ところが,取れることになったのだ。

それがひょんなことからだったのだが・・・

とうとうこちらの自動車免許を取ろうということで,SSNが取得できないという証明書(ディナイアルレター)を発行してもらいにSSNの事務所に行った。1時間以上待ってようやく手に入れ,その足でRMVという免許関連の施設に行き,ペーパーテストを受験するためにその書類を含めて提出したら,これは無効といわれてしまった。ちゃんと確認しなかったこちらも悪いんだけど,なんでそんな訳のわからない書類を発行するんだ? よく読んでみるとたしかに変な書類で,RMVが受け取らない理由もわかった(内容はもう忘れた)。RMVでも一時間以上待った後だったので,子どもの学校に迎えに行かなければならず,その日はペーパーテストを断念。それからしばらくして,もういちどSSNの事務所に行って,事情を話したら,「あんたたちはSSNが取れるはずだ」と担当のおじさんがいろいろと調べ始めた。で,こっちとしては,ちゃんとしたディナイアルレターをもらって,すぐにでもペーパーテストを受けたかったくらいだったのだが,おじさんをとめる術もなく,窓口でしばらく待つことになった。結局,ヨリコは子どものお迎えに向かわざるを得なかったのだが,SSNは取れるということ,そして,一週間くらいで届くだろうとのこと。ま,持っていて損はないものなので,旅行前にペーパーテストという予定はうまくいかなくなってしまったが,前向きに捉えることにした。きっとあのおじさんは善意でやってくれたんだし,きっといいおじさんなんだろうなって。

ぶつかられた車は,旅行から帰ってきてから工場に預けたのだが,修理にえらく時間がかかり,結局1ヶ月近くも,パワーのいるウィンドー,ドアロックは各ドアで,という車に乗る羽目になってしまった。ところが,修理が終わったとの連絡で車を取りに行ったところ,なんと,車の内部までえらくきれいにしてもらっていて,おー,アメリカでもこんなことがあるんだなどと,ちょっと感動してしまった。
免許のペーパーテストは,9月18日に夫婦共々なんとかパス。日本語で受けられたが,明らかな誤訳と明らかな脱字があるという代物だった。10月末にロードテスト。国際免許を日本で更新するという手もあるんだけど,二年目からは,こちらの保険が高くなるらしいのもあり,しょうがないけど,受けることにしたのだ。

ファミリードクターは,ヨリコの奮闘もあって,子どもたちはようやくアポが取れ,先日健康診断をしてきました。感じのいい女性の医者でした。親の方も,たまたまとなりの病院を訪ねたら,この人があいてると言うことで,いきなり決まった。数ヶ月前は,その病院には空きがなく,近隣のファミリードクターリストを渡されたんだけど。しかも,健康診断とか面倒なことをする必要もなく,とりあえず,登録だけできるという。こうして面倒なことが一気に片付いてホッとしたしだい。

あとはロードテスト。落ちたらかっこわるいけど,こっちは費用が安い(ペーパー20ドル,ロード30ドル,登録50ドルだったと思う)から,一回くらいは落ちてもいいことにしよっか(苦笑)。

西部四州の旅(8):チリカワとサワロ



 さて,長かった旅もフィナーレに向かう。







 23日は,再びアリゾナ州に入り,チリカワ国立モニュメントに向かった。地味なところであることは,ガイドブックから想像していたのだが,近づいても車は少ないし,カーナビの案内がやけに狭い道で,しかも崖っぷちだったので,スリリングなドライブとなった。






 チリカワは,ニョキニョキした岩がウジャウジャウジャウジャ辺り一面を覆っているという,これもまた不思議な光景であった。
 でも,それまでのドライブの方がインパクトが強く,チリカワ自体を満喫はできなかったかも。ドライブの途中に雨まで降ってきて,舗装してない狭い道をウネウネ運転した。おかげで車はどろだらけに(笑)。





 ツーソンに最後の宿を取ったのだが,そこは,わりと新しいモーテルビレッジのようになっていて(日本だと怪しい意味になるけど,もちろん違う)チェーンのモーテルがいくつも軒を並べていた。新しいせいもあって,清潔だし,部屋も広くかなり満足。

 最後の夕食はもちろんレストランで乾杯と思い,歩いていけるよさげなレストランに直行。ところがなんと,アルコールをおいていないとのこと。なんだか一気に疲れた気がした。近くのGSでビールが買えるかもとわずかな期待をもって,GSに併設のコンビニに入ったら・・・・ありました,ビール。良かった。

 最終日は,ツーソンのそばのサワロ国立公園。ここはサボテンで有名。かなり暑かったけど,少しだけ歩いて一路フェニックス空港へ。




 まあ,よくも2400マイルも運転したもんだ。車中では,英単語しりとりなどをしたのだが,子どもたちが思ったよりも知っているので,けっこうつづいた。おそらく,何十年も後まで話題になるのは,美しい景色よりも車中でのしりとりなのではないだろうか(笑)。
 子どもたちが道路でジャンプしているのは,ツーソンに向かう途中で,依子のアイディアで撮ったもの。
 Bloggerをうまく使いこなせないので,レイアウトが見苦しい点はご容赦を。エクスプローラでは特にひどいようですが,ファイアフォックスやクロームでもたいしたことありません(苦笑)。
 ということで,しゅーりょー。




2009/09/30

西部四州の旅(7):カールスバッド


22日はカールスバッド国立公園。ここは,巨大な鍾乳洞の中を歩いて回るというだけでなく,夕方にコウモリの大群が洞窟から次々次々次々と飛び出していく「ショー」が圧巻。どちらも,スケールが大きすぎて,ほんとうに「わけがわからない」。洞窟ツアーは,けっこうハードのものも用意されているが,私たちは,お気楽なツアーに参加。ツアーでなく自由に歩けるところもある。ほんとうに楽をしたければ,洞窟を降りていくエレベーターも用意されている。私たちは,最初はエレベーターで下りてツアーに参加し,昼食を取った後,今度は歩いて降りてみた。洞窟の中はさすがに涼しく,寒く感じるほどだった。見ての通り,写真はうまく撮れなかった。
それにしても巨大なので,エレベーターを降りた洞窟の中におみやげ屋やトイレもあり,しっかりした遊歩道も整備されている。電気も通っている。観光客に開放しているところはごくごく一部だろうからとやかく言うつもりはないけど,スケールが大きいがゆえにできるのかななどと思った。

夕方のコウモリショーは,観客席まで用意されていて,飛翔時間前からレンジャーによる説明があり,ショーの直前には数百人の観光客がコウモリの飛翔を待ちかまえていた。
コウモリが洞窟から出てき始めると,「オー」とか「アー」とかみんな言うのだが,あまりに出てくるコウモリの数が多いので,そのうち,パラパラと帰り始める。長いときは2時間以上かけて数十万のコウモリがえさを求めて飛び出ていくそうだ。私たちは一時間くらい見ていたが,そのときにはもう二十人程度しか残っていなかったと思う。
ホントにこのスケールには困ったものだ(笑)。