2010/07/07

5年緑組の一員になったとき:現地校体験

いつか書こう,とずっと思ってたのに,3ヶ月以上放置してしまった学校ネタ。

Shrewsburyは1-4年がelementary,5-6と7-8がmiddle,9-12がhigh schoolとなっている。で,PTOは5-6と7-8のmiddleで合同になっているのだが,general meetingをほぼ月一ペースでやっており,この6月まで毎回通ってみた。正直言って,お母さんばかりで英語ばかりで(あたりまえ!),しかも執行部と二人の校長以外の参加者が2,3人みたいな感じなので,めちゃくちゃ居心地悪かった。ともあれ,その努力(?!)のかいもあって,二つのmiddleの校長には顔を覚えてもらえた。3月のmeetingのあと,5-6のmiddleの校長に声をかけてもらったついでに,学校を見させてもらえないかと話したところ,うまく話が進み,一日,一つのクラスに参加させてもらうことになった。もちろん,保護者の一人でもあるので,子どものクラスに顔を出すのは原則自由だと思うが,子どもたちもいやがるし,ぜんぜん知らない子どもたちのところに混ぜてもらえるといいなあ,って思っていた。5-6年のmiddleはSherwoodという名前がついていて,ハルナが来たばかりのとき3ヶ月だけ通った学校。

事務室で時間をつぶしていると,始まったのが,生徒たちによる今日の予定のアナウンス。はい,そして恒例のThe Pledge of Allegiance。みんなで国家と国旗への忠誠を誓っているのだ。しかも毎日!

そしていよいよ,一日お世話になる教室へ向かう。なんと,廊下にあるロッカーの一つが割り当てられ,教室に入ったら,机と椅子(といってもくっついてるやつ)も割り当ててあった。さて,一時間目,と思ったら,部屋を移動。廊下に出ずに,ホテルのコネクティングルームって感じの隣の教室に移動。こっちはMathとScienceの先生の部屋であり,授業をする部屋のようだ。

Shrewsburyの学校ではマックが使われていて,授業でもあたりまえのように使われていた。

2時間目は理科だったのだが,同じ教室のはじっこのカーペットにみんなが移動しての授業。1時間目と2時間目の時間配分は臨機応変っぽい。



教科書は本格派で分厚い。日本みたいに無償配布とかないし,基本的にみんな学校から借りてる。だから,電子教科書のニーズはアメリカの方が高いのだ。


3時間目はAllied Arts,まあ「実技」って訳せばいいのかな。今日はgym。体育と訳すべきなんだろうけど,「運動」かな。バレーボールだったんだけど,ボール自体はビーチボールのちょっとかためって感じのボール。準備体操はしたけど,あとは,適当にグループが作られていて,6つのコートで「バレーボール」が始まった。先生は基本的に見ているだけ。二人もいるのに! 時間が来ると,各コートの得点を聞き,対戦相手を変えるというだけ。おじさんも混ぜてもらったが,全体的にヘタッピな子が多かったかな。でも,運動が嫌いな子でもそれなりに楽しめるかもしれない,すくなくとも,いやな思いはしないかな,とは思った。本気でやりたい生徒は,放課後,学校外でやるってことなんだろう。


4時間目はEnrichment programで,いわば総合の時間。二人一組でチームを作り,野球のドラフト会議みたいなことをする。ポジションごとにたくさんの野球選手の名前と年報が書かれている紙が配られ,各チームのメンバーを作っていくのだ。条件は,総年俸4000万ドル。この時間は,そのドラフト会議でほとんど終わり,翌週から,自チームの選手が実際のメジャーの試合でにヒットを打ったら1/6をかけるとか,ホームランなら1/2とか分数のかけ算をすることになっていて,その総合得点を競うらしい。

で,ランチタイム。クラスメートに連れられ,カフェテリアでランチ。ハルナやシュントは事前にチケットをまとめ買いしているのだが,私は当然ないので,現金精算。中には,自分でランチボックスをもってきている子もいる。


下が私のランチ。エクストラがなければ3ドルですむはずなのだが,クラスメートがエクストラでないといっていたキウイがエクストラだったらしく,もうちょっと余分にかかった。思ったよりひどくはなかったかな。野菜もその気になれば,多く取れるしね。


午後は,Social SciencesとLanguage Arts。SSでは,独立戦争に至る経緯を事細かに教えていて,下の写真は,Lexinton-Concordの戦いのロールプレー。ちなみに,シュントも3年生で同じようなことを学んでいたのだが,こちらでは,メイフラワーが渡ってくる前の歴史は存在しないに等しい扱いであるせいか(コロンブスは別だけど),同じ時代の歴史を何度も繰り返し学ぶみたい。



最後に再びEnrichment Programの別バージョン。Scienceの復習っぽいけど,生徒たちが半分入れ替わったりしていて,わけがわからなくなった。全体的に終業時間が近いという雰囲気になって,あろうことか(!)担任の先生が私に缶コーラをくれた。ちょっと特別扱いを受けてしまった。


とにかく,全体としてゆったりしてはいるが,休み時間がないに等しいので,トイレに行くときは,授業中に先生に挙手の上,教室を出るか,教室移動の一瞬のスキをねらうしかない。LunchやGymの前後が一番のねらい目かもしれないが,こっちにきてすぐにハルナが困惑した事情がよくわかった。


というわけで,5年緑組の一日が終わったとさ。

2010/07/06

NBAファイナルとトリプルA

実は,先月,子どもたちの学校の学期末,二つのスポーツイベントを見に行った。一つは,NBAファイナル,ボストン・セルティックス対LA・レイカーズの第三戦。もう一つは,野球のAAAのポータケット・ポーソックス(レッドソックス傘下)の試合。

ファイナルの試合は,こんなチャンス二度とないだろうという思いから,清水の舞台から飛び降りるつもりで家族分4枚購入した。NBAはこれで三度目だが,座席としては一番よくない場所。それでも過去二回のチケットの2-3倍の値段。




残念なことに,セルティックスはこの試合,接戦をものにできず,1勝2敗となり,その後,ボストンで2勝し王手をかけるものの,LAで2連敗,タイトルを取れなかった。それにしても,今年は,最後の最後まで楽しませてもらいました。

そして,野球のAAAの試合。これは,シュントの同級生(現地校も一緒で日本語学校にも通っている)とそのお父さんが誘ってくれて行ったもの。4月くらいからその同級生を放課後わが家で面倒見ることが多かったので,そのお礼も兼ねてたみたい。この試合は,窓口でチケットを買ってもファイナルの10分の1以下で見られる(ファイナルなんて窓口では買えないけど)。しかも,なんと私たちに用意されていたのは内野席の一番前だった!



AAAでもそれなりに人が入っていたし,国歌は歌うし,ウェーブもする。ただ,駐車料金やビールを始めいろんなものがフェンウェーよりも安い。知っている選手がいないとやはり盛り上がりに欠けるが,余暇の一つの楽しみ方としてはありだと思う。