2009/07/28

つぎからつぎへといろんなことが

 実は,先週の金曜日に,陸路国境越えをして,カナダに旅行してきた。片道1000キロ以上。さすがにけっこう疲れたけど,「赤毛のアン」の島で有名なプリンスエドワード島まで行ってきた。いろいろ楽しい思いをして,それはそれで書いておきたいのだけど,ここでは,まず,楽しくないことから。
 月曜の夜に家に帰ってきて,こちらのCITIの口座をWEBで確認してみたところ,身に覚えのない金額がデビッドカードで引き落とされそうになっていた。日時と場所はあっていて,ガソリン代等に3回使ったのだが,全部金額が大きくなっていたのだ。今朝は,5時くらいに目が覚めた後,そのことが気になって再び眠ることができなくなったほど。
 今日はそれに関して,CITIの担当者とメールでのやりとりを繰り返し,最終的には,電話がかかってきて,近くの支店まで行って,クレームの書類を書くことになった。
 その一方で,先日の事故が尾を引いていて,修理の期間中のレンタカーをどうやって補償してもらうかであちこちたらい回しされている。こちらは,本当は,AAAというJAFみたいなところの会員になることで補償されるはずだったのだが,少なくとも今はそういう補償はないということで,先方の保険でどうにかするしかなくなり,私が入っている保険会社は保険をかけていないことについては何もしてくれないということ。そこで,AAAの補償があると保険加入時に記載していたAIGIS(AIUの関連会社で日本人向けの保険を出している会社)に聞いたら,どうも,AIGISのミスのようで,日本人のオペレータが三者通話に入ってくれた。まあ,私の担当者はいい人なので,それはそれで助かるのだが,相手がレンタカーだったこともあって,最初は,レンタカー会社,次は運転手本人が入っている会社,でもやっぱりレンタカー会社,しかもそれぞれの会社のなかであちこちの部門に回されたりして,しかもしかもその間けっこう待たされたりして,1時間は優に超える通話に。フリーダイヤルではあるのだが,私はフリーダイヤルが無効なケータイしかないし,こちらは送信者だけでなく受信者も料金がかかるし,そういう意味ではお金も馬鹿にならないのだが,それよりも,時間がかかりすぎるのが困る。
 結局わかったのは,先週の段階では,相手がレンタカーを返しておらず,しかも破損がたいしたことなかったためか,レンタカー会社には報告もしてなかったということ。今日,話が進むはずだったのだけど,相手はレンタカー会社に自分の過失については報告しなかったらしく,よくわからないけど,一日たたないと,私のクレーム(?)に対する担当者が決まらないから,また明日電話してくれとか,そんなしだい。
 時がたてばいい経験だったと思うのかもしれないけど,どっちの問題も,私の過失はゼロだし,何で起こるのかよくわかんない上に,無駄に時間を費やしてしまっている・・・
 3月までに日本で終えるはずの仕事が残ってなければ,時間的にも精神的にもずいぶん楽なのだけど,この仕事がいろんなことにズシリズシリと響いている。仕事が残っちゃったのは,私にも問題があることで,そもそもやり始めなければよかったことともいえるけど,一般の会社や組織で言えば,仕事上の大失敗なんだと思う。
 これがなければ,いろんなトラブルをもう少し楽しめる余裕があったと思うんだけど・・・

2009/07/17

交通事故

 ちょっとびっくりするような事故に巻き込まれてしまった。一人で車を運転していて,交差点を通り過ぎようとしたとき。もちろん信号は青。左折レーンと右折レーンもあって,真ん中に直進用のレーンが二車線ある道の左側を走っていた。突如,右側から,左に入ってこようとする車が。後から聞くと,一車線またいで左折しようとしたらしい。しかも,左折レーンにいたトラックのお兄ちゃんが手招きしたから動いたらしい...
 クラクションを鳴らし,急ブレーキも踏んだけど,相手の左前方部が私の車の右前方部に激突。幸い,人身事故にもならず,車のダメージもお互いにそれほどではなかったからよかったようなものの,またしても,そうとうへこんだ。近くにあったバーガーキングの駐車場に二台の車を止め,警察を呼んで,警察がくる間に保険会社に電話をした。保険会社には日本語。それにしても,日本だったら,事故証明をとって後は保険会社同士でやってもらえばいいと思うんだけど,こっちでは,軽微な事故の場合は特に,警察は事故証明は作ってくれない。先方が自分の保険会社にちゃんと言ってくれないと,かなり面倒なことになるみたい。いや,それがわかる前でも,かなり面倒なことが予想され,それが本当にいやだ。追突してきた相手は,人の良さそうなおばあさんだから,たぶんいろいろやってくれると期待しているけど,やってくれたとしても,相手の保険会社から“英語で”電話がかかってくるだろうし,やってくれなかったら,こっちから電話しなければならないし,その後の修理も面倒だし。あーあ。

2009/07/15

はじけることを我慢することと暑さを我慢すること

 ようやく暖かくなってきたはいえ,最高気温はせいぜい摂氏で27,8度。ただ,日差しはきついから,ひなたはけっこう暑い。アパートのプールには人が大勢入っていた。どうやら,こちらの長い冬を我慢した分,一気に「夏」を楽しむということのようだ。気温や湿度からすれば,せいぜい日本の五月って感じだけど。これで,11月にはサマータイムもやめちゃうわけだから,冬は寒い上に日中の時間が極端に短くなるわけだ。こちらに住む日本人の多くが,「冬以外はいいですよぉ」って言うのだけど,このギャップも大きいのかもしれない。
 シュントは,町のサマープログラムに申し込んだうち,サッカーと野球が人数が集まらずキャンセルになってしまったので,民間のプログラムを探し,今週は,9時-16時でサッカーをしている。とはいえ,11歳以下は4人しかおらず,それほど激しく運動するわけではなさそう。こっちは小さい子の場合は特に楽しむことを目的としてスポーツをするし。それでも,今日は日中もけっこう暑かったし,サッカーの後,ハルナのバスケにも同行したのもあってか,そうとうバテたみたい。昨日は女性コーチが早口でいっぱいしゃべったらしく,シュントの様子が今ひとつだったので,今日,早めに迎えに行って練習の様子を見てみたら,なんだか大声で叫んだりして楽しそうだった。4人とは別に練習している12歳以上が十数人いて,その人たちの試合に向かって「シュートをけるな」みたいな柄の悪いことを言っていたようだった。ほとんどことばがわからない中でよくやってるなと感心。
 と書いている間に,「福岡私立全小中学校にエアコン検討,「我慢も教育」の声も」という記事を目にした。
 こういう論理を聞いたら欧米の人はおっどろくだろうなあ。こちらの人が長い冬を我慢するといっても,外ではじけて遊ぶのを我慢するわけであって,家の中で楽しんでいないわけではないはずで,しかも大人と子どもの区別はないし,(たぶん)前にも書いたようにこちらでは子どもが過剰に思えるくらい優遇されているし,同じ我慢でもずいぶん違うな,と思ったしだい。

2009/07/06

フェンウェイパークでマリナーズ戦を観戦


 行ってきました,フェンウェイパーク。天気もよく,絶好の観戦日和。地下鉄の始発駅に車を駐め,地下鉄とはいってもほとんど地上のまんま30分乗ってフェンウェイパークへ。地下鉄の段階からすでにレッドソックスを身にまとった人たちであふれていたのには驚いた。
 早めに着いたので,球場の周りを観光。シュントはすでにMATSUZAKAのユニフォームを持っていたので,それ以外の三人がレッドソックスのTシャツなどを購入し,いざ,球場へ。上の真ん中の写真は,最後の4割打者,テッド・ウィリアムズの銅像。
 中に入ると,というか,通りの一部は,もはや封鎖されていて,仮設の荷物検査と入場口が道路に作られている。つまり通りとその周囲の店はその段階で球場の一部と化しているのだ。
 球場の中は,ビールやホットドッグの店がいっぱい。
 シートからの眺めはまずまず。イチローの背中はよく見えた。

 一回の裏,オーティスの写真を撮ったら,ちょうどそれがホームランになった(下の写真)! その前にペドロイアもホームランを打っていたので,一回に2点先制となった。
 しかし,その後,逆転を許し,4対3で迎えた7回。二死一二塁から,マリナーズのリリーフ陣を打ち込み,一挙に5点。9回には岡島が登場し,イチローとの対決も見られた。岡島が三者凡退に抑え,レッドソックスの勝利! レッドソックスファンとしては,とっても楽しめた試合だった。二連敗の後だったので,溜飲を下げることもできた。
 おそらく20年ぶりくらいの野球観戦だったが,たぶん,鳴り物のない試合ははじめて。観客は,盛り上がってくると,立ち始めるし,いいプレーには拍手喝采に大歓声。選手が登場するときには,いちいち各選手が登録した音楽がかかるが(そしてそれはそれでなかなかおもしろいけど),バットにボールが当たる音はよく聞こえるし,コンサート会場と錯覚するような感じだった。レッドソックスが勝ったのもあるけど,いろんな意味で楽しんで試合を見られたのはラッキーだった。ふだんテレビ観戦の際には大声で応援したりすると注意されるシュントも,ここぞとばかり,大きな声を張り上げていた。前日に作成した,「レッドソックス」「岡島」などと書いた画用紙も大いに活躍!
 試合を見ずにグラウンドに背を向けて応援に専念したりすることもある日本の応援はやっぱりどうかと思うよなあ。鳴り物は鳴り物の楽しさがあると思うけど,私はこっちの方が好きだな。
 最後に,城島の打席とイチロー対岡島の一部のシーンをつなげて動画をアーップ!

2009/07/02

高校の卒業式がテレビで

 こちらのケーブルテレビでは,ローカルの教育専門のチャンネルがあって,さっき,町に一つだけある公立の高校の卒業式が放映されていた。このチャンネルでは,地元の学校のさまざまなイベントが放映されているから,子どもたちの晴れ姿を見ることができるだけでなく,教育委員会の会議が放映されていたりする。たぶんアメリカのって言っていいと思うけど,こういうオープンなところはいいなあ,って思う。自分を振り返ってみて,自分がしている授業のすべてをオープンにしていいかって言われて,どうぞ,って思えるようになったのは,せいぜいこの数年だし,オープンってそんな簡単じゃない気がする。でも,まあ,最初っからオープンだって決められていれば,しょうがないって思えたかな。
 ぜんぜん関係ないけど,今度の日曜日,家族でフェンウェイパークのレッドソックス戦を観戦の予定。相手は,イチローと城島のいるマリナーズ。松坂は絶不調でまた故障者リストに入ってしまったが,レッドソックス自体は絶好調。アメリカン・リーグ東地区の首位を走っている。とくにヤンキースには負け知らずで,何十年かぶりの開幕からの負けなし記録を更新中。こちらに来た当初は,レッドソックス戦のチケットはほとんど取れないと思っていたが,定価で買うことがほとんど無理なだけで,ブローカーから購入すれば取れることがわかった。ブローカーからの購入は,こちらでは一般的とはいえ,席によっては,定価の何倍もするし,家族四人だとその四倍だからけっこうな額になる。
 せっかくだからマリナーズ戦と思っていろいろ調べて,手に入れたのが,右のチケット。定価一枚50ドルを71ドルだから,けっこう割安。
定価は同額でも,ブローカー経由だと,席によって,ぜんぜん売値が違ってたりする。しかもイチローが近くで見られるライト側のまあまあの席のはず。いや,実際に行ってみるまで油断はできない・・・ というわけで,日本時間の7月6日朝9時15分から12時まで,BS1で放映されますので,ライトの方(ホームベースから見ると,ライトのブルペンのすぐ右,ちょっと上の方)に注目していてください(笑)。