2010/10/30

ニュ~ヨ~ク(3):自由の女神

自由の女神への船も事前にネットで予約。ただ,自由の女神の台座部分,あるいは王冠部分までに行くには人数制限があって,何ヶ月も先のものまで売り切れだった。ということで私たちは,自由の女神のあるリバティ島に上陸しただけ。

やはりこの船の乗り場もすごい人の数。飛行機の搭乗の時と同じようなセキュリティチェックもあった。エンパイアステートビルもあったけど,こっちの方が厳重。自由の女神は「テロ」からなんとでも死守すべしとの意気込みか。満員の観光客を乗せた船はゆっくりとリバティ島に向かって進む。


10分くらいすると下のような感じに近づき,座っていた人たちも一斉に立ち上がって写真を撮りまくる。



ちょっと回り込んだのがこんな感じ(下)。


上陸後。かなり角度がきつくなる。台座付近に人がいるのが見えるかな・・・


女神の後ろ姿。


帰りに船は移民博物館のあるエリス島に必ず寄るのだが,そこも少しだけ見学。マンハッタンに戻って再び地下鉄に乗り,セントラルパークへ。ここも日曜日ということもあって,人がいっぱいだった。野球のグラウンドが何面かあって,地元と思われる人たちが試合もしていた。


最後にティファニーで朝食を。いやすでにリバティ島で昼食を取っていたくらいなので,遅い朝食という時間もとうに過ぎており,なによりオードリー・ヘプバーンの代役も見あたらない。しかたない,記念撮影でもするか,ということで「ティファニー前のお上りさんたち」。大方の予想を裏切らず,なにわのヘプバーンがすかさず何らかのものを購入(高いものではないけど)。



多少予定時間を過ぎ,地下鉄で宿まで戻り,車に乗って帰路についた。帰路は,ジョージワシントン橋を超えるまでがえらく混んでいて,途中のサービスエリアのようなところで食事をすることに急遽変更。その食事時間を入れて6時間くらいかかっただろうか。

意外とそれなりにニュ~ヨ~クを楽しめたんじゃないかな。

ニュ~ヨ~ク(2):エンパイアステートビルと摩天楼

軽く夕食を済ませて,五番街なんぞを闊歩し,一路エンパイアステートビルを目指した。


まずは,南向き。ワールドトレードセンターがあった方向。右上にわずかに自由の女神が見える。ズームインしたのがもひとつ下の写真。


下は北向き。高いビルの向こう側に少し見える緑の部分が,セントラルパーク。


 下は下向き!


とにかく,ものすごい人の数。ネットで予約してから行ったけど,とにかく,展望台に着くまでに小一時間かかった。住んでるところが人混みに無縁のところなので,高い建物などと共に,妙に懐かしさを感じるのであった。


で,チャリンコタクシーを横目で見つつ,ホーボーケンからの夜景を見るために,ペンステーションから地下鉄に乗った。


これが,ニュ~ヨ~クのまてんろー。


ホーボーケンに駐めていた車に乗って,いざ,ホテルへ。電車の駅から歩けるところという条件にぴったりとかなっていたニューアークのペンステーションにくっついたヒルトンを目指した。が・・・

ナビがおばかさんで,うまく行き着けない。あ,見つけた,と思ってからも入口が見つからず,結局ニューアークのペンステーションの周辺を30分くらいうろうろするはめに・・・

家から持ってきた冷えたビールが少し疲れを癒やしてくれた。持ってきてよかった・・・

で,翌日は,地下鉄を乗り継ぎ,まずは,ワールドトレードセンター跡地。でも工事中。


日曜日の閑散としたウォール街を通り過ぎ,いよいよ,自由の女神へ向かう観光船へ。

2010/10/28

ニュ~ヨ~ク(1):タイムズスクエアとブロードウェー

8月14日から家族で一泊でニュ~ヨ~クに行ってきた。わが家からボストン中心部までは40マイル弱(約60キロ),通常,約一時間かかる。で,ニューヨークへは200マイル弱(約300キロ),グーグルマップだと3時間半。とはいえ,とりわけ平日の通勤時間帯にかぶると5時間,サンクスギビングなどの大型連休時はへたすると7時間かかると言われていた。ということで,土日を使っていこうということになった。前日,近所の日本語学校つながりの家族を招待してわが家でパーティーをしていたので,若干寝不足気味だったが,予想以上に道が空いていて,かなり助かった。


マンハッタンは運転しづらいとか混んでるとかいう噂を聞いていたので,しかも,マンハッタンの宿は高いというのもあって,宿をニュージャージー州のニューアークに取っていたのもあって,まず目指したのは,マンハッタンとハドソン川をはさんだ対岸の町ニュージャージー州ホーボーケンの駐車場。下の写真はマンハッタンからニュージャージーをつなぐジョージ・ワシントン橋。上は少し遠目から見たところ。




ホーボーケンの駐車場まで3時間半くらいで着いてしまい,そこから,地下鉄にのって,ミッドタウンへ。混む可能性も見越して,朝7時過ぎに家を出て,2時からのブロードウェーのミュージカルを予約していたのだが,11時過ぎにはマンハッタンの中心に着いたので,2時までずいぶんと余裕ができた。地下鉄の駅から地上に上がって,ヨリコと二人で同じように言ったのが「東京みたい」。ペンステーションからタイムズスクエア方面に歩いていくと,高層ビル,あちこちの電光掲示,買い物客や観光客,歩行者の近くを走る車やバスやタクシー。何となくなじみのある光景に見えたのだった。





タイムズスクエアではこの日,チュー・イベントがあったらしく,ちょうど私たちが到着した時間に,舞台に上がった人たちがブッチューってしてた。それをテレビ局をはじめ多くのカメラマンが撮影。それを私が撮影。



お昼は,ハードロックカフェ。いや,これまで世界のいろんなところで,ここだけは避けていたんだけど,ニューヨークだったら入ってもいいか,と思って入ったのだった。


で,ブロードウェーを歩き,2時から見たミュージカルはメリーポピンズ。子どもにわかりやすいというのと値段とで決めた。まあ,ストーリーは知ってたし,ふぅーん,って感じだけど,最後に傘を持ってメリーポピンズが客席の上を移動していくのはなかなか圧巻だったかな。こっちに来る前はミュージカルってクラッシック音楽以上に苦手だったんだけど,こっちに来てから既に三回も見てしまった。苦手感はなくなったけど,半年に一回のペースで見るなんてもう二度とない気がする・・・


下の写真は開演前の舞台(青いところ)。



その後,チョコレートのメーカーm&mの博物館のような巨大な店や,ロックフェラーセンターにあるレゴブロック専門店をうろつき,安めのイタリアンで早めの夕食を済ませ,向かうはエンパイアステートビル。(つづく)



2010/10/27

スクールバス通学

8月9日からの二週間(月-木の午前)は,町の教育委員会がESL(English for Second Language)のサマーキャンプを無料で開いてくれた。家からはちょっと遠い小学校なので,スクールバスも利用できるということで,出発時間は早くなるけど今年はスクールバスで通学してみることにした。

ふだん,シュントは徒歩圏なので歩いて通っているし(あ,最近はヨリコの差し金でスケボーで行くことも多い),ハルナはスクールバスがいやだということで車で送迎しているので,通学にスクールバスに乗るのは二人とも初めて。フィールドトリップ(社会科見学のようなもの)で遠くに移動するときにスクールバス自体には乗ったことあるんだけどね。

しかも,ふだんの通学にスクールバスに乗るためにはお金がかかるのだが(町によっては無料の所もあり),このキャンプのためのスクールバスは無料。ふだんはいやがっているハルナもこれは難なくオッケー。

送迎がないので,しかも,あちこち寄っていくので出発時間がずいぶん早く到着時間も遅いので,その分,私たち親は楽ができる,というか仕事ができる,ということでずいぶん助かった(どこまではかどったかは聞かないこと)。それにしても,こういう制度は本当にありがたいし,それこそ私たち両親も一緒に混ぜてほしいくらいだった(苦笑)。

下の写真は,出発時間の予定をかなりすぎて退屈な三人の図。

やっとバスが来て乗り込むところ。


到着して,父親を無視してとっとと家に向かうハルナとその後を追うシュント。

2010/10/25

タングルウッドの野外コンサート

8月8日の日曜日,このあたりでは有名な(いや,クラッシック好きな人たちの間では有名らしい)タングルウッドの野外コンサートに行ってきた。家族四人で,と思っていたのだけど,野外席だと子どもが無料なのを知らずに四人分のチケットを予約してしまっ。たまたま,同じアパートに住む日本人のご家族が一緒に行ってくれることになり,二家族九人で,ということになった。

自宅から車で二時間。会場そばの道路はかなりの混雑。幸いとても天気がよく,下の写真のように,観客はそれぞれに椅子やテーブル,タオルケットやパラソルを持ち込み,芝生で演奏を聴く。食べ物飲み物も持ち込めるので,ビールやワインを飲みながら,人によっては本を読みながら,本当に自由に聴いているのであった。芝生席は,一人20ドルもしないので,ちょっと贅沢に休日を楽しむという感じなのかな,と思った。

この日の演奏は,ベートーベンのViolin ConcertoとドボルザークのSymphony No.8だったのだが,教養のない私にとっては,聴いたことあったかなあ,という程度のもの。演奏も良かったんだと思うけど,こんな私であっても,この雰囲気はとっても気に入った。



演奏中の写真撮影は憚られるので,演奏直後,片付け終了後の会場を撮影してみた。



一緒に行ってくれた家族の子どもは,三人ともシュントより小さいので,シュントを含め四人は,演奏中,ほぼ完全に芝生で走り回っていた。ハルナは多少興味があって,演奏中,上の写真を撮ったところまで行って演奏しているところを見たりもしていたが,ま,私といい勝負だったかな。ちなみに,子どもたちが多少騒いでも大丈夫なスペースがかなーり後方にあるので,下のような子どもたちがいっしょでも大丈夫。いろんな意味で贅沢なコンサートなのだった。

2010/10/24

イエローストーンとヨセミテへの家族旅行(14):サンフランシスコ

7月25日の午前中にモーターホームを返したが,なんと,左後輪のホイールカバーがなくなっていることが判明。25ドル余分にかかってしまった。どうもRVサイトで盗まれることがあるらしい。私は気づかなかったが,妻がある晩寝てるときに,カタンという音がしたのでシュントがベッドから落ちたのかと思い,確認したが落ちてなかったのでそのまま寝たということがあったらしい。そのときかどうかは定かでないけど,最後にまたいやな思いをすることになった。この盗難自体はEL MONTEというレンタル会社と無関係だが,(10)で書いたような不快な思いをこの会社にしていたので,このこともついでにこの会社のせいだと思うことにした(苦笑)。

さて,この事務所からサンフランシスコの市内のホテルまでは送迎シャトルがあるのだが,私たちは市内のレンタカー事務所に送ってもらうことにした。そこで普通の車を借りてサンフランシスコを観光しようと思っていたからだ。空港を先に回ったこともあって市内には1時間以上かかったが,何とか到着。手続きを済ませ,数回上の駐車場から車を運転し,受付でもらったチケットを出口のチケット挿入口に入れた。が,受け付けない!! 後ろから別の車も来ていたが,しょうがないので,妻が事務所まで確認に。なんと,チケットにレンタカー事務所で登録すべき手続きがなされていなかったということ・・・ まあ,ありがちと言えばありがちですが,西海岸に来て車運がないと感じざるを得ない事態が続きまた少し憂鬱な気分に。

サンフランシスコ観光ですが,他に思いつかなかったということもあり,ゴールデンゲートブリッジとケーブルカーというお決まりコース。サンフランシスコは,これまたお決まりの曇天と言うだけでなく,この二週間で日中は最も寒く,最高気温が華氏60度くらい,摂氏だと20度いってなかったと思う。

何はともあれ,まずはゴールデンゲートブリッジ。


続いてケーブルカー,およびケーブルカーから見た町並み。







観光客にとって,ケーブルカーの外側にポールをつかまりながら乗るのが楽しいらしいということだったが,宿のある埠頭からダウンタウンに向かうためのケーブルカーの停留所は長蛇の列。外側に乗りたいなどと贅沢を言える状態ではなく,はじめは内側に入らざるを得なかったが,そのうち徐々に空いてきて,家族四人とも最終的には楽しめた。宿方面に戻るときにははじめからみんな外側で楽しんだ。いやこれが予想以上に楽しく,車がすぐ脇を追い抜いていったり,それがぶつかりはしないかとドキドキしたりして,片道三十分程度だったと思うがちっとも飽きなかった。

夕食は,埠頭のそばのシーフードの店へ。特に下調べもせずにいったが,あたりだった。



翌日は,埠頭周りを散歩し,埠頭からのゴールデンゲートブリッジを最後に拝んで,空港へと向かった。



14日間に及ぶ家族旅行もこれにて終了。いろいろハプニングもあったけど,充実した旅だった。たぶん,これほどの期間,家族で旅行するのもこれが最後かと思い(長期の休みもとりにくくなるし,娘もいい歳だし),勝手に感傷にふけっていたのであった。