2009/05/28

回顧録になってしまうが

 5月3日にfun runというShrewsburyの教育委員会主催のマラソン大会のようなものがあった。子どもたちが,体を動かしたくてしょうがない時期に申し込みだったこともあり,1マイルの部にエントリー。上の写真はスタート風景。

 上はスタートしてまもなくの写真。左の写真にはシュント,右の写真にはハルナが。二人とも,コースもよくわからないし,特にハルナはちんたら走っていた模様。


 ところが最後は例の負けん気が顔を出し,全力でゴール。なんと一位! シュントが二位!司会のおじさんが盛り上げてくれる中でゴールインできて,気持ちよかったらしい。
 ま,でも,大多数が5キロの部に参加していて,1マイルの部は楽しんで走るのが目的とか。表彰も5キロの部にしかなかった。つぎは絶対5キロ,ってハルナは言ってたし,私たちもそう思った(笑)。
 帰りがけに,日本でいう教育長に挨拶できた。こちらに来る前に,メールを使って情報をくれていたので,お礼を言いたかったのだ。ウェブ情報だと,住所が決まるまでは返事は期待できない,決まっても,なかなか返事が,みたいなことが書かれていたので,レスポンスの速さに驚いたほどだったのだ。
 4月の最終週から,近くのYMCAでシュントはサッカー,ハルナはバスケを週一45分,しかもレベルはちょっと低いながらも始めることができ,このあたりから,ハルナの調子も上向き始めた感じ。ハルナのアトピーは4月中旬からかなり悪かったけど,最近よくなりつつあるように見える。9月以降は,二人とももう少し本格的にスポーツをする予定。こうご期待。
 ああ,なお,以上の写真は全部,町のウェブサイトからダウンロードしたもの。

さらにわが家の周り

 左側の写真は,今の前にちょっとだけあるベランダの外側にある木。右側は敷地内のテニスコートそばにある「サクラ」(たぶん)。これらは5/9に撮影したのだが,この頃一気に暖かくなって,一気に咲いた。日本のサクラのように,一週間くらいで散ってしまったからサクラなんじゃないかな。でも右のはサクラとは思えないけど。
 テニスコートといえば,家族でテニスを2,3回した。船便の荷物が届く前は,バスケットボールもなく,ハルナにとってストレスのはけ口がなかったというのもあり,試しに家族でやってみた。そしたら,意外に子どもたちも打てたりして,けっこう楽しめた。シュントにとってはさすがに難しいのだけど,ボールを拾いに行くときのテキパキぶりに脱帽!
 

続いてわが家


 上の写真がアパートの郵便受け。
 ズームインしたのが左側の写真。部屋番号が書かれていて,鍵がかかっている。郵便屋さんはどうやってポストに入れるかというと,裏側の鍵を持っていて,そこから郵便物を入れるらしい(右側)。
 ついでにごみ収集所。とりあえず大型家具以外は何でも捨てちゃう。マサチューセッツは,ある程度リサイクルが進んでいるようだけど,ここのアパートでは一切の分別がない,と管理人が言っていた。


いまさらわが家

 今さらながら,私たち家族が住んでいるアパートを。右の写真にあるような建物が敷地内に十棟あり,さらにそれぞれに30戸ほどある。私たちが住んでいるのは,3階の2ベッドルーム+ロフト,2バスルーム。写真の裏側の土地が低くなっているので,そちらから見ると4階になるけど。
 ロフトといっても,日本みたいに天井が低いということはなく,ただ,壁のない箇所があるって感じ。真ん中の上に突き出ている部分がわが家のロフトとその延長部に相当する。駐車場側に出っ張っている一番上の窓が大人部屋の窓。その右側のへこんでいる部分がシュント部屋。ハルナはロフト。駐車場は,有料屋根付きを借りなければ,基本的に無料でどこに駐めてもいいことになっている。さすがにチョー郊外。ボストン近郊だと,月3,000ドルくらいするかもしれない。エレベーターもないし,セキュリティのための鍵もあるわけじゃないから,そこまでしないかもしれないが。幸いこのへんは,治安もいいからセキュリティは心配しなくてもいいのだが,ボストン中心部からは車で小一時間かかるし,公共交通機関が皆無といってもいいくらいだから,家賃もその半分以下で済んでいる。
 で,一週間のレンタカー生活を経て購入したマイカー。2006年式のCR-V。個人売買で買おうかとも思ったのだが,先方と購入時期の折り合いがつかなかったので,結局ディーラーから購入した。また,日本のように,カーナビ付きが当たり前というわけにはいかないので,ポータブルのカーナビも購入。保険に入らないと買えないとか,名義の問題とかいろいろ複雑で,何しろ英語が頼りないので,かなり大変な思いをして買った。
 そしてつぎの写真が管理棟並びに,管理棟内にあるジム(及びジム利用者)。ここには,バスケットゴールのある小さな体育館のようなものもある。ちなみに,隣には,小さなプールとBBQサイトがあり,先日暑かったときにオープン。暑かったとはいえ5月ですよ,しかも北海道のような気候のこの地域で。

2009/05/22

アルコール

 すでにどこかで書いたかもしれないが,まず最初にこちらの物価で安く感じるのは,アルコールとガソリン(笑)。缶ビールはたぶん,いわゆるレギュラー缶しかないと思うが,18本入りカートンとか30本入りカートンとかいろいろまとめ売りの仕方があって,安いと1本あたり60-70セントくらいで買える。写真左は巨大なワインの瓶だが,これで隣のワインと同じくらいの値段。だいたい10ドル。どっちにしても安いワインしか飲んでないことがバレバレ。でも,このどでかいのでも,けっこうおいしく飲める。一度白のでかいのも試しときはまずかったけど。白ワインはあまりよくわかっていないからこっちにいる間に白をいっぱい試そうか,などと考えている。ちなみにガソリンは今日現在リットル換算で62円くらい。たぶん日本の半値だよね。

2009/05/20

嗚呼セルティックス!

 セルティックスとは,ボストンを本拠地とするバスケのチーム。こちらに来てから,野球のレッドソックスとバスケのセルティックスの試合を家族でよく見ている。もちろんテレビで。スポーツはことばがわからなくてもよくわかるし。どちらのチームもけっこう強いから,いっそう盛り上がる。実は,セルティックスがプレーオフに進出してから,ほぼすべての試合を見ており,家族中で盛り上がっていた。先日,東地区の準決勝でとうとうマジックに敗れ,セルティックスの今シーズンが終わった。終了時間が11時を過ぎることもあったりするので,特に子どもたちは睡眠不足になりがちだった。日本にいるときには,バスケの試合をテレビで見ることなどほとんどなかったので,大きな変化だ。東地区準々決勝7試合,準決勝7試合のほとんどを見てきたから,背番号と顔と名前が一致する選手もけっこう増えた。もう完全にセルティックファン。写真は我が家の女性陣に人気のロンド。185cmのちびっ子(!)だけど,リバウンドをよくとるし,予想外のプレーで観客を沸かすのが得意って感じかな。

 こないだの週末ははじめて,こちらのサッカーもテレビで見た。来月7日に試合もスタジアムに見に行く予定。野球やバスケはチケットをとるのが難しいけど,サッカーはこちらではマイナーだから超簡単。スポーツ観戦も楽しいが,実際に自分たちでやれるともっといいだろう。今日,シュントのサッカーチームの登録に行ってきたので,彼は秋からチームに所属。遥菜をバスケのチームに入れたいが今はシーズンオフなので,YMCAに週一で行っている。んー,いろいろ複雑なので,うまく書けないが,少しずつ,子どもたちのスポーツ環境は整いつつあるという感じ。

2009/05/19

子どもの送迎

 こちらでは高校まで,子どもの送迎に専用バス(スクールバス)が使われている。パジャマデーのときの写真にもちらりと出ている黄色いバスがスクールバス! その数たるやものすごく多く,送迎時はスクールバス渋滞になるところもある。数が多いという理由だけではない。スクールバスは救急や警察のつぎくらいに優遇されていて,子どもの乗り降りの際には,対向車線の車も停車しなければならないから,そりゃ渋滞するよね。スクールバスでなければ,自家用車。これが同時刻に集まるから,また渋滞するのね(下記写真ではちょっとわかりにくいなあ)。早めに迎えにつく人は,運転席で読書をしていたりする。7年生くらいになると,子どもだけで歩いて帰る子もけっこういるみたいだけど。ボランティアのお母さんや先生たちが,車の誘導をしたり,親を待つ子どもたちを並ばせたり,ちゃんと親の車に乗れるようにコントロールしている。
 日本なんてぜんぜん車社会じゃないって気がしてしまう。

2009/05/18

すでに夏休み


 大学は5月の頭には学期末のテスト期間,16日(土)は卒業式(上の写真はフロイト像の向こうに見える会場)。というか同窓会もいっしょくた?(下の写真の右の方を見るとWelcome Clark Alumniと書かれている) そして,どうやら,世界のそちこちでクラークの同窓会が行われているよう(これはWEB情報)。土曜日は,子どもたちの日本語学校があるので,卒業式を見ることはできなかったが,映画や人づてで見聞きする限り,日本のような「厳粛」なものではないはず。

 そして,心理学の大学院の1,2年生は,年度末の発表会。1年生はポスター,2年生は口頭。口頭発表のプレゼンはみんな上手にみえた。


 ついでに言うと,院生が公刊した論文は,事務室の前の掲示板に貼られていて,(おそらく)コピーしたければどうぞ,というようになっている。

2009/05/13

やっと船便到着

 一昨日の11日,3月末(つまり私たち家族が出発する直前)に送った船便の荷物が届いた。えらく丁寧なヤマトの配達員二人が,せっせと18箱を3階まで運んでくれた(エレベーターがないので階段で!)。深々とお辞儀されたのは久しぶり。日本流のサービスを(半ば過剰に)意識していると見える。早速箱を開け,洋服,本,食器を中心にいろんなものが出てきた(!?) すでに家族で一月以上生活しているので,今さらいらないなと思うのも多数(苦笑)。出発前にあまり考える余裕もなく段ボールに詰めているというせいもあるが。とりわけ洋服は,クローゼットにあふれんばかりになってしまい,収納方法を考えなくてはならない。ただ,船便が届いたことによって,入れたか入れなかったか不明だったものも判明したので,必要なものを購入しに出かけたりもできた。さて,あとは夏の予定を決めたら,生活が落ち着き,仕事に専念できる・・・かな?

2009/05/09

子どもの夏休み

 今,テレビでは,ファイナルアンサーと同じような番組をやっている。もちろん,司会者はみのもんた,のわけがなく,ブロンドの女性。料理の鉄人はこちらのバージョンと日本のものそのものの両方やっている。
 それはともかく,今朝,タウンホールに行って,町が用意する夏休み中のプログラムの予約をしてきた。来週でもいいのだが,初日で
定員オーバーになってしまうプログラムもあるということを町の担当者から教えてもらっていたので,日本語学校の仕事をさぼって,自転車で行ったのだった。8時から10時,ということだったので,8時半くらいに現地に着くように行ったのだが,なんと,長蛇の列!
 7時半にはタウンホールを半周するほどだったとのこと。5時半から並んでいる人もいたとか(不確か)。写真は8時半現在の列。
 長い夏休みを子どもたちにどう過ごさせるか,というのは,とりわけ私たち家族には大きな課題。家族だけで過ごしてしまうと,新年度に学校に行くのがまたおっくうになってしまいそうだからだ(特にハルナ)。そこで,ハルナにはバスケ,シュントには野球とサッカーをやらせてみることにした。とはいえ,それぞれ,4日から6日程度。ということで,午前中半日のPlayGroundというプログラムに二人とも参加させることにした。これは簡単に言えば,学童保育みたいなもので,クラフト作業をしたり,ゲームをしたり,スポーツをしたりというもの。これは,6月24日から8月7日までの平日ずっとなので,二人にとっては飛躍のチャンスかもと思ったりしている。それにしても,これらで$1000近くが吹っ飛んだ。

2009/05/08

ゆううつ

 夕べ,家のガスが止まった。たぶん,ガス会社に私の名義がまだ登録されていないからだ。アパートの契約時には,電気とガスは管理会社でやってくれることになっていたが,7週間以上たった先月下旬になって,書類が足りないらしいとオーナーからガス会社の電話番号を受け取った。電話をしたら私のIDのコピーが必要ということで,メールに添付して送った。翌日だったか,受け取っていないという電話が入ったので,二つのアドレスから送った。その後電話がなかったので,多少の不安はあったがそのままにしていた。一週間たっても請求書も来ないし,ちょっとおかしいなと思っていたんだけど・・・ 日本だったら,こちらから確認の電話くらいしていたかもしれないけど,英語だとおっくうになってしまう。幸い,子どもたちがシャワーを浴びた後だったけど,決して暑い日ではない日に冷たいシャワーをあびるのは心がすさむ感じがする。
 先ほど管理事務所に行って,パスポートのコピーをファックスしてもらえたけど,復旧がいつになるかはわからないらしい。今日なのかそれとも来週になってしまうのか・・・ 前回電話したときもそうだったけど,会社の部門が縦割りのためか,問い合わせ先に電話しても,そこではわからないことが多いのだろう。これで追徴とかもされてしまうのかと思うと,ますますゆううつになる・・・

2009/05/07

パジャマデー

 なんのこっちゃって感じだが,ハルナの中学(5-6年)では,昨日,パジャマデーだった。お知らせを読むと,パジャマを着てくる日のようなのだが,学校にパジャマ?って思うでしょ,ふつう。ヨリコがメールで先生に確認したら,パジャマを着てくるか着てこないかは自由だけど,女子はけっこう着てくるということらしく,ハルナもパジャマを着ていくことに(写真は他人のみ<笑>)。登校ギリギリまで,「どうしよう」「ジャージじゃダメ?」とかごちゃごちゃ言ってたけど,ウェブで調べてもアメリカでは割と一般的らしいし,パジャマの上に上着を着て登校。やっぱり女子はけっこうパジャマ。パジャマで授業受けるらしいし,Gym(体育)もパジャマにスニーカーらしい。遊び心があるといえばそれまでだが,パジャマデーが成立するためには,満員のバスや電車で通学していないという前提があるだろう。こちらは,スクールバスか自家用車が一般的だから学校と家の間でパジャマ姿をさらしているわけではない。それにしてもおもしろいことを考えるものだ。
 学校を終えたハルナは朝の緊張とは裏腹に,パジャマデーについてよくしゃべった。先週月曜日の後はずいぶん落ち着いてきたが,迎えの帰りの車ではたいてい,「どうだった?」と聞くと「ふつー」とつまらなさげに答えていた。昨日は,昼食時の出来事とかも細かく話してくれたし,予防接種の証明をオフィスにも持って行けたらしい。今日は,寄附(トイレットペーパーと一ドル)と金曜日の映画鑑賞のための3ドルを持って行ったが,「どうしよう」とかの泣き言もなかった。映画鑑賞については,友人二人がハルナを誘いたいと担任に言った(言わされた?)らしく,担任から手紙が来ていた。
 一つ一つ小さな課題をこなして,ちょっとずつ適応していっているみたい。学校が非常に協力的なのもありがたい。シュントはあいかわらず突撃型で,すでにけんかもしているらしいし,Sure!とかoops!とかOh my goodness!をわがものにしており,家でも脊髄反射(脳を使ってない)でしゃべっている。

2009/05/04

チップ

 チップについては,日本語のウェブで調べてもいろいろな意見がある。もちろん,15%-20%という基準はだいたい一致しているが,サービスがひどかったときとか,あるいは,散髪のとき,セルフ式でないGSでチップを出す必要があるか否かについてなどは一致しているとはいえない。米国人内でも一致していないかもしれない。それよりも興味深いのは,チップをうざったいと思う(日本)人とチップを積極的に容認する人がいるということ。私は断然前者。後者を支持する人の中には,日本の物価がチップの分以上に高いという人もいるが,こちらで一ヶ月生活してみた感想からすると,私にはそう思えない。そのときそのときの為替レートの問題や景気の動向などもあるだろうが。マサチューセッツは,消費税5%で,生活必需品は免税だから,米国内でも物価は安い方かもしれない。それでも,レストランでそれなりの食事をすると,日本と同じかむしろ高いかなと感じる。ただ,基本的にボリュームが大きいので,その分高いだけと考えることもできるかもしれない。いずれにしても,会計の後にいちいちチップを計算するのは面倒だし,チップなしの従業員の給料が安いからチップが必要,という論理には今ひとつ共感できない。