2010/12/29

二度目のハロウィン

アメリカの習慣には好きなものも嫌いなものもあるけど,ハロウィンは好きなものの一つ。今年は二度目なので,家族みんな手慣れたもの。衣装をどうしようと考えるにしても,どの程度のものをみんな着るのか,みたいなものがわかってるし,どのくらいお菓子を用意すべきかについても,どのくらいもらってくるかについてもわかってる。ただ,去年はたまたま土曜日だったということで,例年以上に盛り上がってたらしく,今年は予想よりは全体的に地味ではあった。

今年初めての試みとしては,ヨリコのカボチャ・カービング。あまりにうまくいったので,後日新たに三個買ってきて,子どもたちもトライ。下はその成果。


下は今年の子どもたちの衣装。左はシュントの同級生。


下はご近所。

で,シュントの成果。枕カバーまで使用せず。


ついでに,ハロウィン用のケーキ。今年は青でなくオレンジで攻めてみた。成果は・・・ご明察!?

2010/12/27

バースデー・パーティー

去年,シュントがこちらで誕生会に招待されていたので,おおざっぱなことは知っていたが,こちらの誕生会は,いわゆる日本の誕生会とは大違い。野球とベースボールの違いどころではない(笑)。

うちの子たちは二人とも10月生まれなので,ちょっとバタバタなのだが,今年はある程度事情もわかってきたので,特にヨリコが頑張って二つのパーティーを企画。こちらの誕生会もティーンエイジくらいは落ち着いてくるということなので,シュントとハルナとでずいぶん趣の違うものを企画した。

シュントはクラスメート約20人プラスαに招待状を送り,Teamworksというスポーツ施設を会場に。集まったのは,たしか16人。担当のお姉さんが仕切ってくれ,3種類のゲームをし,その後,ピザと毒々しいジュース,こっちで用意したケーキを食べる。会場に置く風船や引き出物のようなものもこちらで用意。とってもシステマティックなのだが,こういう会場がこっちには本当にいっぱいある。バースデー・パーティーを専用にしているわけではないが,いつでもそれに対応できるようにしているのだ。

シュントは,2010年10月10日に10歳になるという記念すべき誕生日(しかも日曜日)で,ten on ten ten tenというネタをヨリコが盛んに使っていた。ただ,11日がコロンバスデーの休日であったので,連休の中日は集まりにくいだろうということでパーティーは8日に設定したのだった。




参加者はプレゼントをもってきてくれるのだが,これにもまた驚かされた。どうやら相場は10ドルから20ドルというところというのは,確認できたのだが,20ドルのギフトカードというのが複数あっただけでなく,なんと20ドル札(!!!)というのまであったのだ!! プレゼントが重複することを考えればもらう方としてはありがたいのだが,まあ,本当に合理的なのね。しかも,Teamworksがプレゼントを持って帰るために用意してくれたのは,黒いビニールの日本でいうところのいわゆるごみ袋!! プラグマティズム バンザイ!!




で,16日生まれのハルナは,11日に2人の友人を誘ってパーティー。本当はもう一人誘っていたのだけど,1人の参加者との相性が悪いということでその子は不参加。まずは映画館にヨリコと共に四人で映画を見に行き,その間にシュントと私でカジュアルなイタリアンを予約。店員に,ハッピー・バースデーの歌を歌うよう依頼。店員さん三人で,恥ずかしそうに歌ってくれた。




というように,なかなかの異文化体験を家族ぐるみで経験させてもらったのだった。

2010/12/26

ハルナの適応

こっちに来る前に予想したとおり,ハルナの方が適応するのに苦労したが,予想以上に,適応し始めるとうまく歯車が回り始めた。去年4月に来て,学校でトイレにも行けないくらい大変な思いをしhttp://from-ma.blogspot.com/2009/04/blog-post_29.html ,6月までの3ヶ月はあっという間に過ぎ,長い夏休みをはさんで別のミドルスクールに通い始めると,再びハードな日々http://from-ma.blogspot.com/2009/09/blog-post_03.html 。

11月の下旬から町のバスケのトラベルチームに参加できたが,必ずしもうまくコミュニケーションが取れたわけでなく,かつ,チームのムードも今ひとつだったので,なかのいい友だちを作るというところまでは至らなかった。

転機だったのは,3月から始まったAAUのバスケチームのシャークスに入ってからhttp://from-ma.blogspot.com/2010/03/blog-post_21.html 。チームメートとコーチに恵まれ,本当にハルナの表情が変わった。同時にその頃から学校でも友だち関係がうまくいきはじめ,ケータイメールやフェースブックでの若者言葉を使ったコミュニケーションもあたりまえのようになっていった。7年生が終わった6月頃から,親よりも英語が聞けているように感じた。

シャークスは,私たち以外の家族でも評判がよかったらしく,子ども同士のチームワークも多分それに連動して抜群だった。秋のシーズンは,試合数は少なかったが,ビックリするほど強くなっていてコーチも他チームのコーチから誉められてまんざらでなさそうだった。

実は,このシャークスの友人関係は親にとってもありがたく,コーチ宅での夏のバーベキューもあったし,別の主力メンバーの家のホームパーティーに家族で招待もされた(10月1日)。下はそのときの写真。

秋のシーズン中には,試合の合間にチームメートの家でランチを一緒に食べたり,シーズン後に,さらに別のチームメートからスリープオーバー(お泊まり)に誘われたり,こっちでの生活を満喫しまくっている。

最近は,親の英語のつたなさを指摘する場面も増えてきて,ちょっと腹が立つ,というか嫉妬するほど(笑)。

来客と共にエコタリウムやダックツアー観光

9月7日,後輩Fが娘さんを連れてこっちにやってくることになった。殊勝なことに,こっちの大学で研究発表をする「ついでに」観光もするということだった。ところが,名古屋からの飛行機がトラブルでキャンセルになり,発表予定の8日朝にこっちに着かないことになってしまった。翌日発の飛行機も到着が遅れ,なかなかに気の毒な親子であった。

翌日は午後からシュントのサッカーの練習を見に行ったり,ハルナのバスケの練習を見に行ったり。



3日目は,研究会のホストの計らいでFの研究発表のために臨時に自宅を会場にしてくれたのだが,午前中はうちの子を学校に送った後,ウースターにあるエコタリウムという子ども向け博物館に。ボストンの子ども博物館ほどではないにせよ,大人でもけっこうおもしろく,何より,平日のせいもあって空いていたのでゆっくり楽しむことができた。








ホストのアパートは大学のそばなので,アパートに行く前に大学に立ち寄り,クラーク大学観光お決まりのフロイト像に向かうと,いつもと少し違う風情・・・ けっしてやらせではない。


4日目はボストン観光。うちの家族もそのうちね,と言っていたダックツアー(水陸両用車での市内観光)に初参加。ノリがいまいちの運ちゃんだったのが残念だったが,とりあえず,何度か,「ガーガー」



陸に戻るころには親子共にお疲れの様子。












下がボストンコモン。右隣はいわゆるスタバの看板のないスタバ。





日曜日はシュントのサッカーの試合観戦。下が会場。人工芝。ちなみに,シュントはすっかり芝のグラウンドになれてしまって,人工芝もいやだといってる。試合は日本からのゲストの声援の甲斐もあり,勝利。


ということでわが家に4日宿泊し最終日は空港そばのホテルに泊まり,あわただしく帰って行った親子だった。

2010/12/20

ブルーマン,野球殿堂,エリックカール博物館

子どもたちの夏休みの最終盤,家族であちこち出かけた。

まず,28日はブルーマン http://www.blueman.com/ 。オフ・ブロードウェイからメジャーになったコメディー。ボストンは舞台との距離が短くていいと聞いていたが,たしかに迫力はあったかな。前の方の座席は濡れることもあるのでポンチョが配られるのだが,私たちは残念ながら(!?)濡れなかった。事前にどんなものであるか多少は知っていたので,濡れるくらいでないとインパクトも小さめ(笑)。東京公演もあるようだけど,ボストンだと2-3000円安く見られるって感じかな。子どもたちもまあまあ楽しんだと思う。

で,29日は,NY州のクーパーズタウンへ,子ども二人と三人で。妻は乗り気でなかったので,留守番。クーパーズタウンといえば野球の殿堂Baseball Hall of Fame http://baseballhall.org/で有名,というか,それ以外ではなんでもない田舎町。わが家からは,西へ車で3時間半。有料道路のI-90を降りてから,ナビのいうとおりに進んでいるにもかかわらず,本当にこの先にあるの?って思うくらい木以外に何もない道をけっこう走った。

上で,「野球の殿堂」としか書かなかったけど,正式名はNational baseball Hall of Fame and Museum。日本選手が米殿堂入りみたいな記事があったりするけど, http://www.daily.co.jp/baseball/kanemoto/2010/04/27/0002919911.shtml
日本での活躍や記録は米殿堂入りには結びつかない。正式名の最後のMuseumの方に,日本で記録を出した人の一部も展示されているということ。もちろん,Museumには,米国での野球における大記録を作った人たちのグッズも展示されている。

まず,下にあるのが,ゴールドグラブ。イチローの名もある。というか,イチローの名前は,現役選手における三塁打数,打率,盗塁数のトップテンとしても挙げられている。それから,8年連続200本安打の記念バットその他は,マリナーズ用の小さなブースに収められているに過ぎない。


次はノーヒッター一覧。 ドジャース時代とレッドソックス時代の野茂の姿も。


私たちが行ったときは,昨年のチャンピオンの立役者,松井のパネルがでかでかと展示されていたが,今はもう違う展示になっているだろう。


日本からのものとしては,このようなものが。


とらきちさん用にもいちおう撮ってきた。


クーパーズタウンのダウンタウンは,とても小さいけど,野球一色に染められていた。一方,近くに静かな湖があって, のんびりとひなたぼっこをするお年寄りや,写生をする人たちがいて,いかにも「野球の町」ですといったケバケバしさが一帯を覆っていないのがよかった。


 そして,30日,夏休み最後の日は,エリックカール博物館に四人で行った。わが家から車で一時間半程度西に行ったアマーストという町にある。ここはヨリコが以前から行きたがっていたところ。エリックカールは絵本が何冊も日本語訳されている。

外から見ると建物自体大きく見えたし,実際,広々してたけど,展示物はそんなに多くなく,あっさりしたものだった。本も日本語訳されていないのが(少なくとも土産屋には)ほとんどなかったらしく,ヨリコも少しがっかり気味。レストランも休業。夏休みの最終日でもはや観光客も少ないのか。


 てなわけで,わが家の夏休みも終わったのだった。





2010/12/05

ボストン子ども博物館とビーコンヒル

8月23日は,まず,ボストン子ども博物館。嵐の中,Riverside駅に車を駐めて,地下鉄を使って行ったのだが,駅から博物館までが風と雨とでさんざんだった。下の写真は,誰かが傘をとばされているところを偶然写したもの。







写真を見ておわかりのように,大人でもそれなりに楽しめる博物館だったが,やはりシュントが一番満喫してたと思う。

そのあと,再び地下鉄に乗り,ビーコンヒルに向かったのだが,駅からの途中にあったセブンイレブンがなかなか渋かったので撮影。


下が,ガイドブックに良く出ているビーコンヒルの象徴とも言われるAcorn Street。本当に狭い路地で確かに味わいはある。このあたりはここ以外も味わいがあるんだけどね。


で,風雨の中フリーダムとレールを少し歩き,クインシーマーケットをぶらつき,その辺の適当なシーフードの店で夕食。



あとから聞いたら,ガイドブックにも載ってる店だったみたいだけど,なかなかおいしうございました。


食後にとったクインシーマーケット脇のイルミネーション。

で,24日は,K夫妻が宿を取っているケープコッドのチャタムという町へ。小さなブティック見たいのがいっぱいあって,こんなところにこんなに人が集まってるんだというくらい人がいた。駐車場に止めるのも一苦労だった。ただ,この日もあいにくの天気だったのもあり,ビーチはとくに寒かった。


最後は,K夫妻の宿のそばで最後の夕食をとり,二人とは別れた。二人は翌日の船便でナンタケット島へ向かった。天気も回復し,二人きりでゆっくり楽しめたよう。

下の写真はおまけ。「この車売ります。$5000」みたいのはよく見るけど,これははじめてだったかな。あってもおかしくないな,と思えるほど,こういうのには慣れたけどね。