2009/12/11

「ゆとり教育」ここにあり


息子の学校で,ツリープロジェクトの発表会があったので夫婦で行ってきた。子どもたち一人一人が別の木を担当し,それぞれにポスターをつくって展示していた。まるで学会のポスターセッション。同級生たちだけでなく,よく知らない大人(友だちの親)にも説明する。暗記している部分と虎の子に頼る部分があるが,質問されたらそれにも答える。

シュントも,相手にどこまで伝わったかは別にしても,不安げな態度は一切見せずにプレゼンしていた。もはやかなわないかも・・・ なかには,私の発表聞きに来ませんか,って大きな声で呼びかける子も。

いずれにせよ,これが3年生。一方で,算数は一桁の加減乗除をくり返しやらせたりしているし,体育に相当する科目ではほとんどお遊びのようらしいし,日本人のシュントには楽勝。いわゆる「ゆとり教育」を徹底したらこうなるんじゃないかって気がした。ただ,日本はグループ学習が大好きだけど,こっちは3年生で単独発表。クラスの人数が20人程度っていうのもあるけど,ポスター発表だったら人数もあまり関係ないだろう。ああ,でも日本の教室は狭いなあ。

漢字をやらない分の時間があるにしても,こうしたことの積み重ねが,スピーチ力や交渉力につながっているのではと思ったしだい。少しばかり衝撃を受けた。

ついでに,水曜未明からの大雪で学校が休みになった日,こっちで初めて作った雪だるま(子ども二人による作品)の写真。そう,こっちの雪だるまは三段なり。にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

バスケは冬のスポーツ


ハルナは日本でバスケをしていたので,本場でもやろうとしていた。夏には町のキャンプに参加し,大活躍していた。男子に比べて女子はずいぶん見劣りしていると思ったし,同級生でハルナより上手な子を見つけるのが難しかった。

ただ,こちらではバスケは冬のスポーツであり,先月からようやく町のトラベルチーム(町の代表で近隣の市町と戦う)のリーグ戦が始まった(写真はハルナがドリブルしているシーン)。ハルナはスタメンには入れず,ことばの問題もあって,なかなかコーチの指示が伝わらないっぽい。日本でやってきたやり方と違うという面もあるし。

それでも勝ち気なハルナは,自分の通う学校の選抜チームのトライアウトにそれなりに自信を持って臨んだ。学校選抜は,オークミドルスクール7年生,8年生を合わせて一つのチーム。ハルナは7年生だが,8年生には身長が高くて上手な子が多く,けっこう狭き門。一次はパスしたが,最終トライアウトで落選。悔し涙を流した。親ばかなので,私も若干不満な結果だったが,数日後のトラベルチームの試合の時,明らかに通るだろうと思っていた子も落ちたりした(その子も泣いたらしい)ので,それならハルナも落ちて当然,と納得。
トラベルチームの練習は,土曜日だけなので(試合は日曜日),平日,宿題が終わったらできるだけアパートのコートに行って練習するように努めることにした。

ついでに,右の写真は,シュントがインフルエンザで欠場した5kレースの際の,ハルナのラストスパート。 にほんブログ村 海外生活ブログ アメリカ東部情報へ

2009/12/01

とうとうセルティックス観戦

アイスホッケーをみたあと,ダウンタウンに予約していた宿にチェックイン。5時からダウンタウンにあるMacy'sというデパートでクリスマスイルミネーションの点灯セレモニーがあるらしいことを仕入れていたので,5時10分前くらいから,Macy's前で点灯を待つことにした。小雨が降る中,どうも有名らしい歌手などがクリスマスソングや(たぶん)持ち歌を歌ったり,レッドソックスのユーキリスが登場したり(写真)と会場はすごい盛り上がりよう。そうはいっても,ものすごい人の数という感じではなく,たぶん300人くらいだったんじゃないだろうか。こっちとしては,寒いし,早くTDガーデンに戻りたいし,とっと点灯してくれよ,って感じだったが,30分以上じらされることに。


ようやく40分くらいたって,ようやくカウントダウン! 点灯! やっとだ,と思った直後,ものすごい紙吹雪が・・・ これには子どもたちも大喜び。

まあ,待った甲斐があったね,といいながら,地下鉄に乗ってTDガーデンへ。


アイスホッケーの席よりちょっとだけいい席だけど,二階席である点は同じ。会場の盛り上げ具合はアイスホッケーと同じ。ただ,バスケの方が,切れ目が多いのもあってか,盛り上がるタイミングは多かったような気もする。試合もセルティックスが終始押し気味で,トロント・ラプターズに116-103で勝利。

途中でチアリーディングが入ってくるのもアイスホッケーでは見られないこと。

そうそう,野球のときもサッカーのときもだけど,試合前には必ずアメリカ国歌を歌手(とは限らないだろうけど)がナマ歌。それにあわせて選手や観客も歌う。敬虔といえば敬虔だけど,もう,最後のさびの部分なんか,盛り上げるために,歌手もアレンジをバンバンするし,歌い終わる前に選手たちは動き出したりするし,敬虔になりすぎない(!)のがアメリカンスピリットか,なんて思ったりした。
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スポーツ観戦で贅沢な一日

先週の金曜日,サンクスギビングの翌日,TDガーデンに行ってきました。12時からアイスホッケーのブルインズの試合。相手は,ニュージャージー・デビルズ。なかなか点の入らない緊迫した試合。第二ピリオドに先制され,1-0で第三ピリオドに。この間にと,ヨリコが子どもたちをトイレに誘うが,シュントは行かないということに。ところが,第三ピリオド開始の時間が迫ってきてから,「トイレ」とか言い出した。仕方なく私が連れて行くことに。近くの男子トイレが行列だったので,ちょっと離れたところまでいった。それでも混んでいて,ちょっと待ってから席へ急いでいたとき。なんと,大歓声が・・・



そう,ブルインズが得点したのだった。おい,よりによってこのタイミングで得点しなくても,と同時に,シュントに八つ当たり! 結局,延長でも決着がつかず,1-1でシュートアウトに。シュートアウトでは一本だけブルインズのゴールをみることができたが,残念ながら負けてしまった。でも,それよりも,貴重なゴールシーンがみられなかったぁ!! ぶつぶつ文句を言いながら「いったいこれにいくらかかってると思ってんだよ!!」とシュントに心の叫び。なんかとっても損した気分だった。

それにしても,会場の演出はうまいしおもしろい。会場中央にあるモニターで「NOISE」とか表示され,観客に大声を出させたり,試合が止まっている間にナチョス(食べ物)が客席に投げ入れられたり。

アイスホッケー使用時には17565人収容できるそうだが,ほぼ満席だったと思う。これがバスケだと18624人収容となる。そう,アイスホッケーの会場とバスケの会場は同じなのだ。そして,この日の7時半からは,バスケのセルティックスの試合を観戦したのだった。詳細は後ほど。
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