2009/10/28

インフルエンザから身を守る方法

 昨晩のPTOのテーマの一つだったインフルエンザ。こちらでは,体温100.4度(もちろん華氏:摂氏だと38度),かつ,咳かのどの痛みの症状があることによって,学校には行けなくなる。
 ところで,日本では,インフルエンザに限らず,日常の予防策としてあげられるのは,手洗い,うがい,マスク,の三本柱ではないかと思うが,こちらでは,うがいやマスクはまず見聞きしない。
 たとえば,先日,シュントが帰宅直後にうがいをしに洗面所に行ったのだが,一緒にいたシュントの友だちは,うがいの音を聞いてゲラゲラ笑いだした。この夏の豚インフル騒ぎのときに,修学旅行だったかの生徒たちにマスクをさせなかった日本の教員が言い訳をしていたが,実際,それはその通りで,マスクはきわめて非日常なのだ。
 その代わり,よく言われるのが,咳やくしゃみは手のひらで押さえるのではなく,肘の内側で押さえるっていうもの(笑)。ついでに,目,鼻,口を手で触らないように,みたいのもある。つまり,こちらでは「手」が感染を媒介という確信があるのだ。手洗いの際には石けん,とか,殺菌剤を使うとか,かなり神経質。食事前に手を洗おうとはあまり言わないのに(笑)。
 個人的には,特に寒い日,雨が降ったら傘を差した方が予防になるように思うんだけど,かなりの降りでも傘を差さない人が多いんだなあ。薄着はタフネスの証だとしても,傘を差さないことはいったいどういう意味があるんだろう・・・

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PTAじゃなくてPTO,それから恵まれた学校環境について

昨日は,シュントの学校の今年度最初のPTOのgeneral meeting。一般保護者も参加できるこの会議は,だいたい月一。なお,PTAは全国組織に加盟している学校だけが名乗っていて,それ以外は,PTOと呼ぶらしい。

ハルナの学校ではすでに二回会議が開かれていて,その参加者数の少なさにびっくりした(役員と校長以外2,3人程度)のだが,今回,約20名参加で,かつ父親が8名もいたのには逆に驚いた。

そして,どちらも会費を取らず,予算は基本的に寄付金から成り立っている。こっちではしょっちゅうファンドレージング(fundraising)といって,何かを購入したり,食事会見たいのに参加したりするとその一部が学校に寄附される,みたいなのがなされている。で,その額が膨大なのだ。2つのミドルスクールはPTOは一体化しているのだが,その年間予算は7万ドルを超える。ミドルスクールは2つとは言っても,学年で分けているだけで実質的に町に一つしかないので,8年生までの4学年で1800人程度在籍しているはずだが,それにしたって,ざっと700万円ってすごいでしょ。これらは教材費や遠足(field trip)代の補助,キャンパスの整備などの他,各教員に50ドルとか配分されていたりする。アメリカは学校の格差が大きいので,これはけっこう恵まれた学校の例のはずであるが,インフラがしっかりしている上にこれだけお金が動けば,教員も助かるだろう。ちなみに,こちらの教員は,少なくとも見かけ上はとっても明るいし,何でもいってくれっていう態度を取るし,自信にあふれているように見える。それからこちらの教員は,個室を持っている。職員室はないのだが,あれは,教員間のコミュニケーションにとっていいという考えもあるけど,余分な仕事を作ってしまう元になっているようにも思う。これってたぶん民間会社の職場空間も同じはず。欧米の人が日本の会社に来て個室がないのに驚くって聞いたことあるし。

私たちのような外国人にしてみれば,教員にゆとりがあって,メールを書けばすぐ返事が返って来るという環境はありがたい。ちなみに,各クラスの人数は20名ちょっと。それにTTが付くこともあれば,外国人のための英語のクラスが一日に1,2回用意されたりもしているのだ。
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2009/10/27

やっとマサチューセッツの自動車免許を取った

先月に筆記のテストをパスし,電話で路上テストの予約をしたら,一ヶ月後の今日まであいてなかった。筆記は日本語も選べ,四択の問題を25問中18問正解することが必要。明らかに変な日本語もあって,ちゃんとチェックしてもらってないのはなんで?などと思いながら,時間がたっぷり余るので,もとの英語も読みながら確認。実際に何点取れたかわからないけど,無事にパスしていた。

で,いよいよ今日,路上テスト。ここ二,三日えらく緊張していた(苦笑)。書類がそろっているかとかも何度も確認したり,必要じゃないかもしれない書類まで用意していった。何より,Worcesterの路上テストのコースの情報が見つからなかったのが不安を増長。Watertownならいっぱいあるのに。本当は,Watertownで受けたかったけど,予約する電話は録音された音声だし,住んでいるところから遠いと予約も難しいみたいだし,まあ,Worcesterでいいや,って思っていた。

前日夜に,スポンサーをしてくれるはずの院生からのメールが来ずに焦ったり,今日も待ち合わせの時間を過ぎても来ないのにソワソワしたり。ああ,スポンサーってのは,テストの際に同乗してもらう,米国での免許証を取得して一年以上立っている人のこと。もともとは,国際免許保持者には不要だったらしいのだが,何年か前に規則が変わったらしい。スポンサーしてくれた院生も,変わったルールだって言っていた。自分はマサチューセッツ出身じゃないけど,聞いたことなかったって。

日本の免許を取って優に二十年を超しているが,手信号をするとか,今までたくさんの人が落ちてるって,日本人だけでなく日本人以外からも聞いていたのもあって,本番はチョーキンチョー!

11時からの予約だったが,行ってみると,11時から12時の間に3人の予約があることがわかり,スポンサーの彼と時間前から待っていた。11時を過ぎてから,試験官らしき人が現れ,必要書類の確認をした。国際免許と日本の免許があると効果を発揮するとかどっかのサイトに書いてあったけど,全く相手にされず。

試験官はその後,自分の車に行ってハザードをフラッシュさせておくように指示して,別の人のテストに向かった。車で待つこと15分から20分。とうとうやってきて無表情のまま,ハザードを消して,左右の方向指示器を出すこと,およびフットブレーキを踏むことを求め,助手席に入ってきた。あ,その前後に手信号も求められた。RMVという免許関連の事務所の駐車場を出て,信号を左折,その後は,rightとかleftという指示に従いながら,袋小路に入った。そこでは,pull over(要するに脇にとめろってこと),上り坂だったらどうするかを聞かれ(サイドブレーキ,ギアをパーキング,ハンドルを左に切る,が正解),その後バック(後方確認をきちんとすること),three point turn(狭い路地でのUターン)。あとはいくつかの角を曲がって,RMVに戻った。

ま,てなわけで,RMVの駐車場でPASSと書いてもらい,無事合格。

ある程度こちらの生活に慣れてからの大きな山だった,ファミリードクターと自動車免許の件がこれで落着なり。あさってはヨリコの路上テスト。今日の午後テストのコースを予習したから大丈夫だと思うけど。
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2009/10/24

Shrewsburyの学校

 これについては,こちらに来る前にそれなりに調べて,住む場所を決めたのだが,最近になって,新たな発見もあった。Shrewsburyの高校の設備がすごい話は6/25のブログに書いたとおりだが,先日,家族でディナーに呼んでくれたブラジル人家族のところのお子さんは,通っている小学校にESLがなく(外国人が少ないせいみたい),一日の2,3時間をパソコン室で過ごしているというようなことが起こっているらしい。うちの子たちは一日の2時間はESLだから,ずいぶん恵まれている。

それから,今日,日本語学校で聞いた話なのだが,Shrewsburyの小学校でも,シュントの通っているFloralとは違って,机は日本みたいにみんなが先生に向かっているスタイル,調べて発表するよりも試験勉強みたいに問題を解くことを優先,みたいな小学校があるらしい。同じ町でもこんなに違うんだ,って感じたしだい。

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レンタカーなのに・・・

そういえば,ナイアガラ行きのために借りたレンタカー。ボストンに遊びに行った義理の両親を迎えに地下鉄の駅に迎えに行ったとき,フロントパネルの表示が突然変わり,Change engine oil soonみたいなのが表示された。レンタカーでこれかよ,と思いながら,渋々レンタカー会社に電話。例によって電子音声によって該当番号をいくつも押していく形式。そこにつながるまでに時間がかかる。つながったはいいが,今回の症状にぴったりのものはなく,テキトーにやったら,担当部署に転送するとのこと。再び待たされた挙げ句,話し始めたら,うまく伝わらないうちに電話が切れてしまった。もう一度チャレンジして同じことを繰り返し,担当者と話したら,なんと,ほっとけって。返してもらった後に交換するって。30分も時間かけてようやく話ができたと思ったらこれだもの。これからナイアガラに行くけど,って言っても,たぶん大丈夫だって。しょうがないからそのままにしたんだけど,今度は,ナイアガラに向かう道中,さらに表示が変わった。なんて表示か忘れたけど,soonという単語がなくなっていたことは確か。モーテルに着いて翌朝,一応マニュアル見て,オイルの量を確認してみたら,まあたぶん何とかなるんじゃないかと判断し,表示を気にしないことにした。とは言っても,エンジンをかけるたびに,走行距離の表示のところに「オイル交換をしなさい」ってメッセージが出てくるから,いい感じはしなかった。
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2009/10/21

ナイアガラの滝

10月9日から12日の学校の連休を利用して,ナイアガラの滝まで車で行ってきた。でも,10日にはシュントのサッカーの試合があったので試合会場からそのまま直行するという日程を組んだ。初ゴールの話は先のブログに書いたとおり。2時くらいに試合会場を出て,その日は,BataviaというNY州の北,ナイアガラまで100キロもないところのモーテルに宿泊。宿に着いたのは,10時過ぎだったろうか。途中Rochesterに寄って夕食。中華のバイキングだったのだが,なんとここでもアルコールを扱っておらず,いかにもビールに合いそうなものをビール抜きで食べることに(苦笑)。
 ただ,シュントの誕生日だということを店の人に言ったら,ハッピーバースデーの音楽も店内にかかり,ちっちゃなケーキも用意してくれた。
翌朝9時前には宿を出て,国境越え。今年二度目。私たちが観光ビザではなかったのもあり,みんなで一度車を降りることに。
ああ,車は,うちの車では5人しか乗れないので,12人乗りの大型バンを借りた。当初は,義理の両親だけの予定だったので,7人乗りのミニバンでいいと思ったし,あとから義理の妹と甥っ子が来ることになったときも,総勢8人,そのうち子どもが3人なら,ミニバンで大丈夫だろうと高をくくっていた。つまり,ミニバンを直前まで予約していたのだ。
ところが,義理の両親が到着する前々日だったか,急に不安になってあれこれ調べてみたら,どうも,7人乗りのミニバンのセカンドシートが独立した二つのシートの可能性が高いことが判明。レンタカー会社にメールを書いたら,やっぱりそうで,8人は乗れないとのこと。ついでに,カナダに行くことも書いたら,なんと,そのミニバンでは国境を越えられないということも判明(たぶん保険とかそういう問題だと思う)。
そんなこんなで,借りる前日になって,急遽,別のレンタカー会社に電話してとりあえず国境を越えられるミニバンを確保。借りる当日,空港そばの事務所に行って,こちらの事情を話すと,12人乗りのバンはどうかと言う。値段は倍! だけど,ミニバンはやはりセカンドシートが独立した二つのシートだったので,サードシートに4人乗らなければならない。迷った末,8日間で1600ドルのバンを借りることにした。何で倍になるかというと,このバンは,商業用のナンバープレートなので,私が個人で所有している車にかけている保険が適用されないというのが大きかった。こっちは,レンタカー費用そのものはけっこう安いんだけど,保険料がかなり高いのだ。たぶん三分の一以上が保険料。

谷本歩実がボストン日本語学校に来ました


何が忙しいのかわからないけど,なんだか忙しい。谷本さんが日本語学校に来たのは,9月26日のこと。 私は,アテネの時も北京の時も試合をテレビで見ていたから,ものすごく楽しみにしていたし,会場は立ち見であふれることを疑っていなかった。

でも,話を聞いてみると,アメリカでは柔道は超マイナースポーツのため,オリンピックでの試合がテレビで見られるということはないということ。そりゃそうだ。日本で柔道だから日本選手が出場する全試合をテレビで見ることができるだけだ。

 だから,谷本っていってもよく知らない人も多いし,柔道の試合をテレビで見たことすらない「日本人」もけっこういるようだ。で,主催のPTA執行部が心配していたのが,来場者数。つまり,あまりに人が少なかったらどうしよう,というものだった。

ふたを開けてみれば,執行部の心配をよそに,100人くらいの人が集まり,盛況だった。谷本さんも私の事前の予想を裏切らず,とっても感じのいい女性だった。

子どもたちに伝えるということを意識したトークで,ハルナを先頭に,子どもたちの質問も後を絶たず,楽しい催しとなった。勢いで,ボーイフレンドがいることまで暴露してくれた。


2009/10/18

10月に雪とは

10月16日は,ハルナの誕生日。その日の朝,なんと,雪が降っていた。アパートの屋根に積もっているではないか・・・ 雪が大好きなハルナは,誕生日に雪が降った!と大喜びで登校していった。こちらの人の話だと,普通は12月に降り始めるので,かなりはやめの初雪らしいが,まったくないわけでもないらしい。紅葉に雪というのもなかなかオツなものとか言ってる間に今日も雪。午後に雨から雪に変わった。一昨日のに比べて気温が高かったようでボタン雪。でも,買い物に行った帰りの道ではかなりさらさらの雪が大量に降っていて,運転しにくかった。車が進まず周囲の風景が後ろに進んでいるような錯視が起こって,気持ち悪くなるほど。

今月末のハロウィンを間近に控え,あちこちの家でデコレーションが見られるようになった。ヨリコも負けじと木の陰で目立たない三階のベランダにあれこれセッティングして,すっかりアメリカン。
写真は,屋根にうっすら積もった雪と,デコレーションの一部。

2009/10/16

アメリカでの初ゴール

シュントのサッカーの話。先月から毎週土曜の午後は,他の市や町とのリーグ戦。Shrewsburyは今のところ調子よく,4勝1分けの首位。先週土曜日は,義理の両親と義理の妹と甥っ子が来ていて,みんなで試合観戦。後半に2点を取った後の3点目をシュントが決めた。キーパーがはじいたこぼれ球を左足で。そもそも,中盤でシュントが的から奪ったボールをつないで決めたものなので,とってもいい感じの得点だった。その後,2点取られたので,この3点目は効いた。しかもその日はシュントの誕生日。バースデーゴール。ずいぶん運のいい奴だ。プチケーキみたいなのをチームメートたちに配って,その足で,レンタカーでナイアガラの滝へと向かったのであった。
ハルナもバスケでTravel teamに入ることができ,12月からのシーズンに向けて明日から本格的な練習が始まるらしい。どうやら日曜の朝にも練習が入りそうで,これからしばらく,わが家はゆっくり朝寝ができなくなりそうだ・・・

2009/10/01

この間いろいろありました(SSN,自動車,医者)

旅行記をアップしないとと思いつつ,写真の扱いがうまくできないという理由で,放っておいていたけど,その間もいろんなことがあった。

まず,ソーシャル・セキュリティ・ナンバー(SSN)が取得できたこと。これは,こちらに来てすぐに,職場の担当者がSSNは取れないと言っていたので,SSNを聞かれるたびに,持ってないと答えていたし,持つことができないからと言い訳していた。ところが,取れることになったのだ。

それがひょんなことからだったのだが・・・

とうとうこちらの自動車免許を取ろうということで,SSNが取得できないという証明書(ディナイアルレター)を発行してもらいにSSNの事務所に行った。1時間以上待ってようやく手に入れ,その足でRMVという免許関連の施設に行き,ペーパーテストを受験するためにその書類を含めて提出したら,これは無効といわれてしまった。ちゃんと確認しなかったこちらも悪いんだけど,なんでそんな訳のわからない書類を発行するんだ? よく読んでみるとたしかに変な書類で,RMVが受け取らない理由もわかった(内容はもう忘れた)。RMVでも一時間以上待った後だったので,子どもの学校に迎えに行かなければならず,その日はペーパーテストを断念。それからしばらくして,もういちどSSNの事務所に行って,事情を話したら,「あんたたちはSSNが取れるはずだ」と担当のおじさんがいろいろと調べ始めた。で,こっちとしては,ちゃんとしたディナイアルレターをもらって,すぐにでもペーパーテストを受けたかったくらいだったのだが,おじさんをとめる術もなく,窓口でしばらく待つことになった。結局,ヨリコは子どものお迎えに向かわざるを得なかったのだが,SSNは取れるということ,そして,一週間くらいで届くだろうとのこと。ま,持っていて損はないものなので,旅行前にペーパーテストという予定はうまくいかなくなってしまったが,前向きに捉えることにした。きっとあのおじさんは善意でやってくれたんだし,きっといいおじさんなんだろうなって。

ぶつかられた車は,旅行から帰ってきてから工場に預けたのだが,修理にえらく時間がかかり,結局1ヶ月近くも,パワーのいるウィンドー,ドアロックは各ドアで,という車に乗る羽目になってしまった。ところが,修理が終わったとの連絡で車を取りに行ったところ,なんと,車の内部までえらくきれいにしてもらっていて,おー,アメリカでもこんなことがあるんだなどと,ちょっと感動してしまった。
免許のペーパーテストは,9月18日に夫婦共々なんとかパス。日本語で受けられたが,明らかな誤訳と明らかな脱字があるという代物だった。10月末にロードテスト。国際免許を日本で更新するという手もあるんだけど,二年目からは,こちらの保険が高くなるらしいのもあり,しょうがないけど,受けることにしたのだ。

ファミリードクターは,ヨリコの奮闘もあって,子どもたちはようやくアポが取れ,先日健康診断をしてきました。感じのいい女性の医者でした。親の方も,たまたまとなりの病院を訪ねたら,この人があいてると言うことで,いきなり決まった。数ヶ月前は,その病院には空きがなく,近隣のファミリードクターリストを渡されたんだけど。しかも,健康診断とか面倒なことをする必要もなく,とりあえず,登録だけできるという。こうして面倒なことが一気に片付いてホッとしたしだい。

あとはロードテスト。落ちたらかっこわるいけど,こっちは費用が安い(ペーパー20ドル,ロード30ドル,登録50ドルだったと思う)から,一回くらいは落ちてもいいことにしよっか(苦笑)。

西部四州の旅(8):チリカワとサワロ



 さて,長かった旅もフィナーレに向かう。







 23日は,再びアリゾナ州に入り,チリカワ国立モニュメントに向かった。地味なところであることは,ガイドブックから想像していたのだが,近づいても車は少ないし,カーナビの案内がやけに狭い道で,しかも崖っぷちだったので,スリリングなドライブとなった。






 チリカワは,ニョキニョキした岩がウジャウジャウジャウジャ辺り一面を覆っているという,これもまた不思議な光景であった。
 でも,それまでのドライブの方がインパクトが強く,チリカワ自体を満喫はできなかったかも。ドライブの途中に雨まで降ってきて,舗装してない狭い道をウネウネ運転した。おかげで車はどろだらけに(笑)。





 ツーソンに最後の宿を取ったのだが,そこは,わりと新しいモーテルビレッジのようになっていて(日本だと怪しい意味になるけど,もちろん違う)チェーンのモーテルがいくつも軒を並べていた。新しいせいもあって,清潔だし,部屋も広くかなり満足。

 最後の夕食はもちろんレストランで乾杯と思い,歩いていけるよさげなレストランに直行。ところがなんと,アルコールをおいていないとのこと。なんだか一気に疲れた気がした。近くのGSでビールが買えるかもとわずかな期待をもって,GSに併設のコンビニに入ったら・・・・ありました,ビール。良かった。

 最終日は,ツーソンのそばのサワロ国立公園。ここはサボテンで有名。かなり暑かったけど,少しだけ歩いて一路フェニックス空港へ。




 まあ,よくも2400マイルも運転したもんだ。車中では,英単語しりとりなどをしたのだが,子どもたちが思ったよりも知っているので,けっこうつづいた。おそらく,何十年も後まで話題になるのは,美しい景色よりも車中でのしりとりなのではないだろうか(笑)。
 子どもたちが道路でジャンプしているのは,ツーソンに向かう途中で,依子のアイディアで撮ったもの。
 Bloggerをうまく使いこなせないので,レイアウトが見苦しい点はご容赦を。エクスプローラでは特にひどいようですが,ファイアフォックスやクロームでもたいしたことありません(苦笑)。
 ということで,しゅーりょー。