2009/10/21

ナイアガラの滝

10月9日から12日の学校の連休を利用して,ナイアガラの滝まで車で行ってきた。でも,10日にはシュントのサッカーの試合があったので試合会場からそのまま直行するという日程を組んだ。初ゴールの話は先のブログに書いたとおり。2時くらいに試合会場を出て,その日は,BataviaというNY州の北,ナイアガラまで100キロもないところのモーテルに宿泊。宿に着いたのは,10時過ぎだったろうか。途中Rochesterに寄って夕食。中華のバイキングだったのだが,なんとここでもアルコールを扱っておらず,いかにもビールに合いそうなものをビール抜きで食べることに(苦笑)。
 ただ,シュントの誕生日だということを店の人に言ったら,ハッピーバースデーの音楽も店内にかかり,ちっちゃなケーキも用意してくれた。
翌朝9時前には宿を出て,国境越え。今年二度目。私たちが観光ビザではなかったのもあり,みんなで一度車を降りることに。
ああ,車は,うちの車では5人しか乗れないので,12人乗りの大型バンを借りた。当初は,義理の両親だけの予定だったので,7人乗りのミニバンでいいと思ったし,あとから義理の妹と甥っ子が来ることになったときも,総勢8人,そのうち子どもが3人なら,ミニバンで大丈夫だろうと高をくくっていた。つまり,ミニバンを直前まで予約していたのだ。
ところが,義理の両親が到着する前々日だったか,急に不安になってあれこれ調べてみたら,どうも,7人乗りのミニバンのセカンドシートが独立した二つのシートの可能性が高いことが判明。レンタカー会社にメールを書いたら,やっぱりそうで,8人は乗れないとのこと。ついでに,カナダに行くことも書いたら,なんと,そのミニバンでは国境を越えられないということも判明(たぶん保険とかそういう問題だと思う)。
そんなこんなで,借りる前日になって,急遽,別のレンタカー会社に電話してとりあえず国境を越えられるミニバンを確保。借りる当日,空港そばの事務所に行って,こちらの事情を話すと,12人乗りのバンはどうかと言う。値段は倍! だけど,ミニバンはやはりセカンドシートが独立した二つのシートだったので,サードシートに4人乗らなければならない。迷った末,8日間で1600ドルのバンを借りることにした。何で倍になるかというと,このバンは,商業用のナンバープレートなので,私が個人で所有している車にかけている保険が適用されないというのが大きかった。こっちは,レンタカー費用そのものはけっこう安いんだけど,保険料がかなり高いのだ。たぶん三分の一以上が保険料。

 閑話休題。ということで,カナダ入り。ただ,当初考えていたレインボーブリッジから入るのではなく,別の橋から。運転手の私以外は歩いてレインボーブリッジから入国しようとしていたんだけど,カーナビが別の橋から入るように案内していたのだ。どうしようかと思っていろいろその辺の人に聞いたりしたけど,このままこの橋から入ろうということになった。私たちの家族はスタンプも押されず。宿泊予定のヒルトンが滝のそばだということもあって,ヒルトンに車を駐めて,歩いて滝へと向かった。カジノやホテルや展望台,おみやげ屋など,けっこう背の高いビルがニョキニョキ建っている間の坂を下っていくと,すぐ間近に滝が見えた。ここまで市街地と滝が近いとは思っていなかった。地図をちゃんと見ればそういうことなんだろうけど・・・

この間近に見えた滝がアメリカ滝。その向こうに見えるビルがあるのはBuffaloという町。

その後,Journey behind the fallsというアトラクションに参加。どういうのかというと,タイトルのまんまで,エレベーターで何十メートルか下りて,滝の間近に入って,その裏側まで見ちゃおうというもの。







裏側も見られることは見られるけど,小さな隙間からなので,もはや何が何だかわからない。







 昼は,スカイロン・タワーに登り,眺望のいいレストランでビュッフェ。東京のニューオータニみたいなグルグル回るレストランもあったのだが,こちらは二時近かったにもかかわらず満席でビュッフェの方に入ったのだが,悪くなかった。遠くにオンタリオ湖も望めた。
もちろん,滝の眺めもばっちり。ただ,展望台は屋外のため強風で寒く,ゆっくり眺望することはちょっと無理。




おなかを満たした後は,霧の乙女号と訳されているMaid of the Mistというボートに乗ることにした。
10月ということでずいぶん涼しかったが,15分ごとに運航する船は観光客でいっぱいだった。

写真は下船後,土産屋の外のテラスからのもの。

これも町から眺めているときと実際乗ってみるのとでは大違い。さっきのJourney behind the fallsでもカッパをもらったが,今回もカッパを着て乗船。はじめにアメリカ滝,そのつぎにカナダ滝へと向かった。アメリカ滝に近づいたときも,すごい迫力と風に舞って降ってくる水しぶきがすごかったが,カナダ滝の方はその何倍もすごいもので,風向きによっては土砂降りのような感じだった。




 前日は,Days Innという,私たち家族はお気に入りのモーテルだったけど,この日は,ヒルトンのスイート! 三家族ということもあって,いろいろ調べていくうちに見つかったもの。ちょっと高かったけど,こんなこともないと3ベッドルームのスイートなんかに泊まれないと思い,思い切って奮発!
夕食では,うちの二人の子たちの誕生日が近いことを言ったら屋内用の花火をくれた。














部屋からの眺めも(カジノさえなければ)抜群!

ライトアップされた滝をゆっくり眺望できたし,朝は,きれいな日の出も部屋から見ることができた。






翌日は,カナダの友人宅に向かう義理の妹親子をバスターミナルまで送り,ナイアガラ川沿いをドライブ。おみやげ屋に寄った後,紅葉がきれいかなと思える場所を見つけては車を降りて,写真を撮ったりした。

最後にここによって帰ろう,というところがたまたま,Whirlpool Aero Carというゴンドラに乗るアトラクションのあるところで,義母の「乗ろう」の一言で乗ることに。ちょうど出たばかりだったので,一番前に並んで20分ほど待つことに。

川が大きく蛇行しているのを利用して,川を渡った向こう側もカナダになっている。眺めも予想していたよりよかったが,曇っていたのが少し残念。


この後,ちょっと不安だったアメリカ再入国。私以外は歩いてレインボーブリッジを渡ることにし,アメリカ入国後合流をすることにしていた。二人ともケータイを持っているし,それで連絡しあえばいいと思っていた。

車はかなりの行列。Jビザということで予想通り車を駐めて事務所へ。事務所へ向かう途中,ケータイが鳴り,歩いて渡ったみんなは,手続きが済んだとのこと。こっちは時間がかかりそうなことを話そうとしたら,ケータイで話さないよう,女性の警備員みたいな人に言われた。すぐに切ろうとしたんだけど,直後にいかつい男性からすごい剣幕で怒鳴られ,疑わしい行為だみたいなことをいわれ,あわてて切ることに。待合室は一時間は優に待たされるだろうという位の混みようだったし,歩いて渡ったみんなが屋根の下で待てなかったらたいへんだろうと思ったので,どうにか話せないか交渉してみた。そしたら,ダメだけど,そこにある公衆電話なら使っていいとのこと。使ったことなかったけど,ドキドキしながらケータイの電源を立ち上げて,ヨリコの番号を検索して,コインを入れて,電話。でも,どうやら最低一ドル入れないとかからないようで,再チャレンジ。何とかつながり,みんなが歩いてすぐのフードコートにいることを確認できたので,ホッとしてゆっくり待つことに。

一時間ほどたって,名前が呼ばれた。このDSフォームは初めてかと言う。何のことかわからなかったので,4月から使ってると言ったら,信じられないと言う。押してあるべきスタンプが押してないと。でも,4月もこのDSフォームを提示したし,7月にカナダから戻ったときも提示したことを伝えても,なんだか感じ悪く,ほんとうか,みたいなことを聞いてくる。とにかく,無愛想だし,あるいはからかっているのか,とも思ったりもしたが,よくわからない。放り投げるようにパスポートを返してくれ,入国はできたけど,ほんとうによくわからなかった。おそらく,彼の言うことが正しいのかもしれない。でも,このスタンプの押し忘れはけっこうあることなのではないだろうか。まあ,そんなことはどうでもいい。怖い思いを二度もし,ヘロヘロになって,家族のいるフードコートへ。

食欲もなくなった感じだったが,スープを飲んで少し落ち着いた。結局,この国境の町を3時くらいに出発。途中でジャンキーな夕食を取って,11時くらいに自宅に到着。

翌日から子どもたちは学校。帰宅後,ちょっとだけ宿題をして,すぐ,ショッピングセンターに向かい二人の誕生日のプレゼントを祖父母から買ってもらい,そのまま,空港そばのホテルへ。翌早朝発の便だったので,夕食を一緒にとってここでお別れ。怒濤の一週間が終わったのであった。
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