2009/10/28

PTAじゃなくてPTO,それから恵まれた学校環境について

昨日は,シュントの学校の今年度最初のPTOのgeneral meeting。一般保護者も参加できるこの会議は,だいたい月一。なお,PTAは全国組織に加盟している学校だけが名乗っていて,それ以外は,PTOと呼ぶらしい。

ハルナの学校ではすでに二回会議が開かれていて,その参加者数の少なさにびっくりした(役員と校長以外2,3人程度)のだが,今回,約20名参加で,かつ父親が8名もいたのには逆に驚いた。

そして,どちらも会費を取らず,予算は基本的に寄付金から成り立っている。こっちではしょっちゅうファンドレージング(fundraising)といって,何かを購入したり,食事会見たいのに参加したりするとその一部が学校に寄附される,みたいなのがなされている。で,その額が膨大なのだ。2つのミドルスクールはPTOは一体化しているのだが,その年間予算は7万ドルを超える。ミドルスクールは2つとは言っても,学年で分けているだけで実質的に町に一つしかないので,8年生までの4学年で1800人程度在籍しているはずだが,それにしたって,ざっと700万円ってすごいでしょ。これらは教材費や遠足(field trip)代の補助,キャンパスの整備などの他,各教員に50ドルとか配分されていたりする。アメリカは学校の格差が大きいので,これはけっこう恵まれた学校の例のはずであるが,インフラがしっかりしている上にこれだけお金が動けば,教員も助かるだろう。ちなみに,こちらの教員は,少なくとも見かけ上はとっても明るいし,何でもいってくれっていう態度を取るし,自信にあふれているように見える。それからこちらの教員は,個室を持っている。職員室はないのだが,あれは,教員間のコミュニケーションにとっていいという考えもあるけど,余分な仕事を作ってしまう元になっているようにも思う。これってたぶん民間会社の職場空間も同じはず。欧米の人が日本の会社に来て個室がないのに驚くって聞いたことあるし。

私たちのような外国人にしてみれば,教員にゆとりがあって,メールを書けばすぐ返事が返って来るという環境はありがたい。ちなみに,各クラスの人数は20名ちょっと。それにTTが付くこともあれば,外国人のための英語のクラスが一日に1,2回用意されたりもしているのだ。
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