2009/06/20

今日から子どもたちも夏休み

 昨日,子どもたちはそれぞれに通知票らしきものを持って帰ってきた。日本と違って,通知票という特別な書類があるわけではなく,ふつうのレターサイズの用紙に何枚か印刷したものをホチキス止めしてある。一番下の写真は,表紙にあたるページをスキャンしたもの2人分。
 二人とも,日本で言うところの国数理社(English/Language Arts; Mathematics; Science; Social Studies)の4教科があって,その他,音楽(General Music),体育(Physical Education),健康(Health)が共通。シュントには,その他に図工(Visual Arts)が,ハルナにはパフォーマンスグループ(Performance Groups),ドラマ(Drama),コンピュータ能力(Computer Competency),外国語(Foreign Language)があった。実際には,外国語の授業の時を始め,ESL(English for Second Language)という英語を母語としない子ども用の英語の授業があって,それの成績も出た。その分,ハルナのばあいにはパフォーマンスグループ(簡単なミュージカルのようなものみたいだけどドラマとの違いがどうだとかよくわからない)など成績のついていないのもあった。
 どの教科も4段階評価,観点別評価のみ(つまり数学で一つの成績はないということ)で,1.5,2.5,3.5もたまにある。
 そして,生活習慣みたいな欄もやっぱりあって,それは,C(Consistently), U(Usually), S(Sometimes), R(Rarely)の4段階評価。
 この3ヶ月弱,英語がほとんどわからない中で,二人ともそれなりによく頑張った。ハルナなどは,日本では算数が苦手だったが,唯一ことばがわからないのに答えが出せるということで,4月には「マスがおもしろい」と言っていた。成績もそれなり。引っ越してきたばかりの外国人ということで甘くつけてくれているのかもしれないが。
 一部で進級できないのではと言ってくれた日本人の方もいたが,無事進級。実際問題,英語ができないから進級できないのだとしたら,二人とも小学一年生以下ということになっちゃうし,数学・算数は日本の方が進んでいるくらいだから,学校の判断も難しいかもしれない。
 印象的なのは,シュントがもらってきた担任の先生からクラス全員宛のメッセージ。
 とにかく,みんなと一緒にやれてよかった,みんなよく成長した,等々,ひたすらポジティブなコメントが並んでいる。通知表のコメントも誉めまくっているし,あっても前向きの課題だけ。日本だったら,もちろん誉めるのと思うが,たとえば,もう少し落ち着いて話を聞けるようになるといいとか,なんか少しはできなかったことができるようになることを求めるようなコメントを書きそうなもの。
 アメリカの教育が日本の教育より全面的にすばらしいと思っているわけではないけど,少なくとも,自分自身の子どもや学生への対応を考えると,あこがれると同時に,相当な距離感を感じる。
 そういえば,今日,日本語学校で聞いたのだが,来週いっぱい授業がある地域もあるようだ。雪による休校でShrewsburyはたしか4日延びたのだが,もっとたくさん休校が出ていた地域があるということだろう。
 さて,これから長い夏休み。町のプログラムには参加させることになっているが,送り迎えはしなければならないし,どれだけ私たちが自分の時間を確保できるか不安ではある。

2 件のコメント:

  1. どうも~。今度スカイプしましょう!まだセットしてないけど。
    で、おみさんは自分の時間でどんなことをしているのですか?知りたいです。論文書き?勉強?

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  2.  そんな,単刀直入な! 日本でやり残した仕事がはかどっていなくて,それなのに,英語での原稿書きの仕事がいくつかやってきてしまい,ちょっと停滞しています。時間は日本にいるときよりもたっぷりあるのですが,子どもたちのことでけっこういっぱいいっぱいのところがあります。あ,いや,子どもたちのことというのは,一緒に楽しむ,っていうのもあるので,つらいだけではないですけど(笑)。

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