2011/09/15

ニューヨーク 10年後の911(3)

夜までの時間つぶしとして選んだのは国連本部。

有料のツアーに参加しないと総会や安保理の会議場には入れないとのことだったので,16ドルのツアーに参加。

総会の会議場。

AK47って30ドルで買えるところもあるんだって。下のはコロンビア人開発のギターらしい。

広島からの展示物。

改めて思ったんだけど,国連ってやっぱり理想主義だよね。911の式典とある意味で対照的な感じだった。

安保理会議場。

入口にあるオブジェ。

早めの夕食を吉野屋でとった。試しに牛丼を頼んでみたのだが,さすがに看板背負ってるだけあって,吉野屋の味だった。6時前だったけど,客もいっぱい入ってた。

下は,たぶん,パトカーたちが役目を終えて本来の持ち場に戻るところ。



夕暮れ時のタイムズスクエア。



 そのあと向かったのが,ハドソンリバー沿いで,日本人コミュニティなどが中心となって行っているという灯籠流しを見に行くことに。仏教だけでなく,他のいくつもの宗教関係者が一堂に会して,特定の宗教の立場でないことを強調し,さらに,あいさつなどで311の地震と津波被害に何人もが触れるなど,被災者に対する哀悼の気持ちを前面に出していた。多くの一般のアメリカ人は,こういうスタンスに対してどう思うのだろう,と思った。戦後の日本人の典型的なスタンスは,脱政治的,脱宗教的を是として,被災者やその遺族に対する共感やお悔やみの気持ちでつながろうとしていたと思う。でも,タイムズスクエアに掲示された"remembering"とか"never forget"って,それと同じじゃないんじゃないかって思ったわけ。

暗くなると,南方に一筋の光がくっきりと。これを見るのも目的だったのだが,ツインのはずじゃなかったっけ? 角度が悪いのか?

さて,灯籠流しは,多くの人のスピーチや歌などで引っ張るだけ引っ張り,8時半くらいだったか,ようやく始まった。ロウソクではなく電球だし,川の流れがないから,カヌーで引っ張って途中で紐をはずす,みたいなことをしていたので,まあ,正直,ちょっと拍子抜けだったが,限られた状況であるのでしかたのないことではある。




どうにかしてツインを見ようと,Houston Streetから何ブロックも歩いたら,ようやく見えた。地下鉄を使う手もあったのだが,日曜の夜で本数も少ないし,歩いた方が早いのではないかと判断したのだが,さすがにこの段階で足がフラフラ。ふだんの運動不足がたたっていることは言うまでもない。


翌9月12日。ボストン行きの飛行機は午後の便だったので,平日のウォール街を見て,フェンスの取り払われたグランドゼロ付近を歩いて帰ろうと決めていた。

まずはウォール街。



近くの出店。

ワールドフィナンシャルセンター二階からよく見えるということだったので行ってみた。例の水場も遠くからだけど見ることができた。

無料だということもあって,たくさんの観光客がガラス越しにグランドゼロを眺めていた。

地下鉄構内のユニクロの広告発見。

ラガーディア行きのバスを待つ航空会社関係者。

バスでラガーディアに戻るとき,デルタのターミナルで降りたんだけど,デルタシャトルは別ターミナルといわれ,シャトルバスに乗り換える不始末(苦笑)。

帰りの飛行機から見たケープコッド付近(たぶん)。

というわけで,おしまい。

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