2009/08/11

プリンスエドワード島旅行記(2)

 プリンスエドワード島は,「赤毛のアン」の舞台となった島として日本人にもよく知られている。とはいっても,そういうことは,ヨリコに聞くまでは全く知らず,彼女の希望がなかったら来なかっただろうし,この島の存在自体を知らないままだっただろう。ともあれ,マサチューセッツのわが家から約1000キロ離れた地に車でやってきて,アンゆかりの観光地を巡ったのであった。右が,Anne of Green Gablesという原題にあわせてモンゴメリーという作者のおばさんの家だかなんだかを小説に合わせて改装した建物らしい。
 着いた翌日に行ったのだけど,この日も朝から小雨が降ったりやんだりとあいにくの天気。ただ,夕方から晴れると天気予報が言っていたので,それにかけて,天気がいまいちの間に,アンのミュージカルを見に行くことに急遽決定。ファーストフードでハンバーガーを買って車で食事。島の中心地のシャーロットタウンに戻ることになった。ギリギリセーフで二時からの開演に間に合った。
 私は,ミュージカルというものは,タモリと同じ理由であまり好きではなく,ほとんど見た記憶がない。というわけで,うちの女性陣はとっても楽しみにしていたのだが,私は特に大きな期待をしていたわけではなかった。ところが,これがけっこうおもしろかった。主役を始め,俳優の演技力もあったけど,わざとらしく歌を歌うシーンが少なかったからだと思う。
 AAAというJAFのアメリカ版の割引が効いて,4人(子ども料金あり)で185.50カナダドル。ざっと18000円くらい。席もけっこう良かったし,最後は,スタンディングオベーションはあるしで,かなりお得感あり。シュントも楽しかったって言ってたし,スタンディングオベーションのときなんかノリノリだった。写真は,ミュージカル終了後,会場を外から撮ったもの。写真でもわかるように,天気予報は当たり! 天気がいいから海岸の方にいってみようということになり,
再び島の北へと車で向かう。
 この島は,土が赤茶色。波も赤茶色に見える。タスマニアに行ったときにもこういう色の川があって,それはタンニンという成分(ワインとかお茶とか柿に含まれる成分)によるものだと聞いたけど,これもそうなのだろうか。
 三日目は,宿をニューブルンスウィック州のセントジョンという町に変えることにしていたので,昼過ぎまで観光。
  天気が悪い時には,ドライブしながら,「天気が良かったらきれいだろうねえ」とか言っていたのだが,本当にそうで,絵はがきにあるような,すてきな景色が満載だった。途中で寄ったグリーンゲーブルズ博物館(白い建物)は,モンゴメリのおばさんの家で,アンではなく作者のモンゴメリにまつわるものが展示されていて,これも期待以上におもしろかった。














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