2009/08/11

プリンスエドワード島旅行記(1) 大雨と豚インフル

 ずいぶん時間がたってしまったが,先月の旅行記を少々。7月24日(金)の早朝5時に家を出て(本当は4時に出るつもりだったんだけど),車でカナダのプリンスエドワード島へ向かった。
あいにくの大雨で,アメリカ国内の運転はけっこうたいへんだった。マサチューセッツを抜け,ニューハンプシャーを少し横切り,メーンを縦断したが,写真を撮る余裕もなし・・・ となり車線を走っているトラックからはねてくる水しぶきで前がぜんぜん見えなくなったり,ている間は運転しにくくってしょうがなかった。上の写真は,カナダ国境直前。左側の看板にCANADAの文字が。けっこう並んでいるようにも見えるが,カナダに入るのは簡単だというウェブ上の噂通り,とっとと進んでいった。                        









 上左の写真は入国審査場(?)。車に乗ったままでオッケー。危険なものは持っていないかとか,そういうことを簡単に聞かれたが,車を検査することもなくあっさりスルー。右は,助手席から自分たちとは別のブースを撮影。本当に小さくて,高速道路の料金所のような感じ。こんなことではあるけど,なんだかカナダに好印象!
 ということで,私にとっては初カナダ。陸路で国境を横断したのは,20年以上前にエジプトからイスラエルにバスで移動したとき以来2度目。とはいえ,今回は自分の車での横断なので,2度目というよりはじめてという感覚が強かった。
 左は,カナダのニューブルンスウィック州からプリンスエドワード島州へわたる13キロもある橋。冬凍結する橋としては世界最長らしい。
 写真でもおわかりのように,再びけっこう雨が降ってきた。プリンスエドワード島に何とかたどり着いたが,途中まで,アメリカ東部時間より一時間早いことに気づかず,ちょっとあわてたが,夕食のレストランも地元のおいしいシーフードの店でたらふく食べることができ,夜9時過ぎに予約してあったB&Bにチェックインできた。レストランでは,シュントがSo good!とかYammy!を連発し,店の人を笑わせていた。
 B&Bでは,受付のお兄ちゃんが地元の大学で日本語を少しやっていたとかで,遅い時間にもかかわらずいろいろと話をした。豚インフルの影響で,日本人観光客が例年の2割しか来ていないらしく,特に,日本語ツアーとかの業者には相当な痛手のよう。毎年恒例のインフルエンザのときには,それこそ欧米よりも鈍感で,風邪の一種くらいに考えているのに,今回の騒ぎは少なくともこちらにいると異常に見える。最近は日本でもインフルエンザのとらえ方が変わりつつあるかもしれないが,それでも,インフルエンザの疑いがもたれる症状だけで,医者のOKがないと学校に来られないとか,インフルエンザと診断されたら一週間は休まなければならないとか(どちらも子どもたちの通っている学校のこと),そういうことはオーバーだと感じるだろう。日本では,この「オーバーさ」を通り越して,学校を一斉に休校にしたり,修学旅行を中止にしたり,海外渡航を禁止したりということになっていたわけだ。関係ないかもしれないけど,高校野球の不祥事のときのような「過剰な連帯責任」の延長のようにも見えた。

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