2010/09/23

イエローストーンとヨセミテへの家族旅行(10):モーターホーム

7月20日の夜にサンフランシスコに着き,空港そばの宿にチェックイン。
21日から4泊5日でモーターホームを借りることになっていた。モーターホームとは,いわゆるキャンピングカー。それも,シャワートイレベッドシンク冷蔵庫オーブンレンジ付き。当然巨大で,日本ではまずお目にかかれない。狭い道は運転できないし。
私たちが借りたのは,全長約8mのもの。一番後ろにダブルベッドや収納のある寝室があるタイプ。下の写真は運転席側から撮ったもの。奥の明るくなっているところが寝室。

ところで,このモーターホームを借りるために,サンフランシスコ郊外の,ELMONTEというモーターホームのレンタル会社(とっても感じの悪い会社! 詳しくは後述)のオフィスに宿から行くことになっていた。そして,無料シャトルが迎えに来るという宿に事前に変更していた。ところが,当日の朝,9時までに電話をするということだったので,8時過ぎ頃から何度かかけていたが通じず,仕方ないので朝食をとってから8時50分頃にかけたら,なんと,8時半までに電話がなかったから迎えに行けないとの返事!!!! 電車を乗り継いで最寄りの駅まで来いと。ちょっと待って。そもそも,無料シャトルの話を知らず,電車で行こうと思っていたので,駅のそばの宿を押さえていたのをわざわざキャンセルして,宿を変えたのに・・・ 多少つたない英語でクレームは付けたけど,宿から空港までバスで行き,さらに電車を乗り継ぐってことになったら,ずいぶん時間がかかっちゃうということで,急いで身支度。そして,電車での生き方を調べ,ウェブで,最寄り駅からは送迎があることを確認して出発した。

電車だと四人で50ドル近くかかり,ひどい話だ,といらいらしながら電車を乗っていた。その日は,アスレチックスタジアムでアスレチックス対レッドソックスのデーゲームがある日だったようで,スタジアムに向かう人で電車も混んでいた。レッドソックスの帽子をかぶった人と話をしたりして多少気が紛れ始めたそのとき。なんと,電車が目的地まで行かず,手前の駅で全員降りるようにとのアナウンス。詳しくはわからなかったけど,どうも一月にあった殺人事件の容疑者の裁判があって,その容疑者がその電車に乗るんだかなんだかで,一般客は利用不可能とか。

次の電車は私たちの目的の駅まで行かない電車だったが,とりあえず乗って,分岐の駅で次のを待った方がいいという女性客のアドバイスに従い,乗ることにし,でも,やっぱり,結局さらに分岐の駅で次の電車に乗ることになり,一時間遅れで到着。すでに一時半位だったと思う。到着後,送迎の車を呼ぼうと電話をするが,なんと,今は車がないからタクシーで来いと・・・ でもウェブには送迎があるって書いてあるじゃない,って言うと,(たぶん)上司に代わって,その人も同じような言い方。バスもあるようなことを言ったので,そして,駅を出るとバス停が左右二か所にあるようだったので,どっちのバス停からどういったらいいのかを聞こうとするが,電車や車の音がうるさいのもあった上に,言ってる英語が聞き取れず,そのうち切られてしまった。英語での電話は今でも苦手だけど,こっちがお客さんという立場のときはそれでも相手が丁寧に伝えようとするから,たいていは何とかなると思っていたし,実際何とかなっていたから,このときの衝撃は大きかった。西海岸なまりが,とかいろんな言い訳は浮かんだが,その後もう一度電話するまでに数分の時間を要するほどのショックだった。

まあ,結局,タクシーで行くしかないということがわかり,家族四人でけっこうヘトヘトな状態でオフィスへ。まずは,モーターホームの使い方についていろいろな説明を受ける。そのあと車体の傷の状態などのチェック。階段を上って車の天井部のチェックまであった。

で,オフィスに戻りいろいろな書類にサインしたりして終了。そのまま「行ってきまーす」の気分にはなれず,さっそく朝のトラブルについて文句を言った。順番に二人が応対してきたが,どちらもまず言ってきたのが「8時半までに電話することになっている」というもの。はい,そう来ると思って,ウェブの該当箇所と個人宛メールに9時までと書いてあった書類を見せる。最初の一人はそこで撃沈し,責任者っぽい人が来たのだが,その矛盾には答えられず,デスクに戻って電話したりPCいじったり。結局,無料シャトルの定員が埋まっていたので私たちを乗せられなかった,という説明。

おい,それはおかしいでしょ。じゃ,なんで朝の電話でそう言わないのよ。それから,なんで,みんな8時半までって最初に言うのよ。9時までって書いてあることの説明は一切ないじゃない!!!!

ELMONTEという会社はそういう会社だっちゅうことです。

日本からだと日本人が間に入っているからそういうトラブルはないかもしれないけど,私もモーターホームそのものを借りる機会自体がもう二度とないかもしれないけど,絶対お勧めしません。

ま,そんないやな思いでモーターホームの旅が始まったわけですが,モーターホーム自体は楽しめた。下の写真は順に,運転席,冷蔵庫(左)と収納(冷蔵庫の上と右),キッチン(中央)とシャワー(左),テーブルと椅子(通路はさんで反対側にはソファベッド),初日夜の乾杯(ヨリコの背中側は運転席とその上のベッド)。楽しいお話は次のブログで。

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