2010/05/14

ネクタイを頭に巻いて学校に行く子ども

ずいぶん前の話になってしまったけど,4月12日からの一週間,ハルナの学校は,spirit weekということになっていた。spiritって何するかって,毎日変わるテーマに合わせて服を着ていくというもの。

まず月曜日はMadness Monday。ハルナのチーム(日本でいうクラス)では,1)トップスは前後あるいは上下逆さまに着る,2)ボトムスはズボンの上にスカート,あるいはズボンを二重,3)靴下をズボンの上に出す,4)靴下と靴は左右でそろえない,それからなんと,5)ネクタイを頭に巻く,と決めたらしい。半年前だったらハルナもいやがったところだろうが,すっかりこっちの女子になりつつあるハルナは,月曜日から喜び勇んで登校!


火曜日はTeam Theme Day。で,ハルナのチームは,古代ローマの衣装トーガ。


水曜日はCharacter Day。ハルナのチームは,ハリーポッターのポッター。他には,ネコみたいなかっこうしている子や赤いマントを羽織った子とかがいた。


木曜日は,Spirit Day。またの名をBlue and Gold Day。私たちの住むShrewsburyの色が青と金だかららしい。ハルナのチームは翌日のTeam Color Dayとかぶらないように,青を選んだ。


そして最終日はTeam Color Day。ハルナの学校では,色でチーム分けされているので,ハルナのチームは金(さすがに金ぴかの服はそんなにないから黄色でOK)。もちろん,他チームは,白だの赤だの青だの・・・


まあ,クレージーな一週間。これが終わって,学校は一週間のお休み。

驚いたことに,あとでハルナに聞いたら,先生もネクタイ頭に巻いて授業してたりするらしい。もちろん,生徒と同じように先生も同調しない自由があって,同調しないからって何も言われないようだけど,そのシーンを撮影させてもらえばよかったと後悔。

それから,火曜日に7Greenの生徒が病気で亡くなったというメールが入った。日本だったら,こんなクレージーな行事が中止になりそうだが,私の予想通り,中止されなかった。もちろん,そういう気分でなくなって変な格好をするのをやめた,という生徒もいたけど,そういうのは個々人に任されている。

アメリカという国の,とってもおもしろい集団主義と個人主義の話でもあったのだった。

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